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日本もこういう法廷戦術は止めましょう。

#多重人格 とかないから。
それを盾にした #責任能力 の有無とかもありません。本当に狂っていると、そういう人格の分裂とか統合とかないし、そんな都合よくはないし、何より実在の当事者にしてみれば、そういう状態が一番本人にとって苦痛なので、犯罪とかに走っている余裕はないの。
そこだけ記憶が抜けてるとかもないし、そんな抜けている時に何かやっている余裕はない。
だから当初の #アーサーの弁護士による #法廷戦術 は明らかに間違っているし、解任も妥当。責任能力は単にキレていただけなので、普通に認定されるでしょう。
ただ、アーサーは無学な上に #ジョーカー として支持されている重圧の為に、#テッドバンディ 的に、法知識もないのに自己弁護を買って出るしかなかったし、そして、法学を学んでいたバンディと違って、当然その能力はなかった。煙に巻いて、死刑の奥に逃走してしまった。
この戦術、判例としても被告に有利に働いた試しがないし、事件がこの戦術のお蔭で明解になったこともなく、どっちの意味でも最低の法廷戦術なんですよ。
まあだからアーサーが虚勢を張って、ジョーカーとして自身を弁護する、ってアイディアのとっかかりにはなっても、法廷戦術のかけらもないアーサーは、#ソフィー に、遂には #ゲイリー の前に砕け散るしかない。環境や状況、その結果の感情に起因する、#弱者男性 としての正当性や脆弱性さえも表明できなかった。
自信がジョーカーの器ではないことを、支持者にも #リー にも晒すことしかできなかった。
自分が報われない最低の環境にあるからと言って、遂に仮にブチ切れて凶行に走っても、自分が怒りに任せてやったことなんで、誰かのせいにしたり、架空の存在に責任能力を押し付けたりするよりは、自分が怒り狂ってその所業に及び、そこを開き直った方が、自身の凶行を支持する側の輩にとっても、より強い支持が得られるはずです。
反省するカリスマはいない。あくまで居直り、必要ならば信奉者さえ餌食にするくらいでいい。
狂人が条理や内省を持ったら、コミックの悪役ではい続けられません。

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