「稀代のワル」こそ西田敏行だった。

俺は90年代、「#3m 」と呼ばれていた美少女ビジネスの象徴がほぼ不快で、それは皆俺とタメか年下だったからなのと、美を全く見いだせなかったのがある。だが「#高校教師(1993)」の枠の一年後くらいの「#いつも心に太陽を (1994)」は、中年オヤジが若い女に恋をし、トラウマで女を遠ざけていた #西田敏行 の純愛と、のめり込んだ #小林稔侍 の破滅が並行する良作で、不発だった十年後の #高校教師(2003) のブリッジとしての役割を果たす。主題歌だけ最低だったせいか、機能としてはかなり多重な意味づけがされ、気付かれにくい(登場人物の重複『#遠山景織子 #もうひとつの繭の物語#紅子 』や、1993年版で拒絶されたキャストの復活(#3m のひとり)、敵対の構図『#野村祐人#成宮寛貴 』の再生など)。そうした世界観の流れを補正する意味で重要な人だった。#武論尊 × #池上遼一#覇lord 」の #董卓 のモデルを(#董卓#ポルポト )として無意識に託されてしまうなど。要するに #花菱会 #若頭 #西野 は自ら買って出たにせよ、#川島透 監督も、#金子正次 の「#チンピラ」の初期想定キャストを #西田敏行 × #柴田恭兵 だったと公言されている様に、ピュアな不良性の集大成だったのだ。俺は恐らく本人も不本意だったであろう、世間の善人イメージだけで拾いたくない。だからこそ、足掻きをありがとう。

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