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人間いつでも、爆笑が一番。

#アーサー の唯一滑らなかった完全なギャグは、本人が思い出し笑いし、こっちも釣られて毎回笑ってしまう、#バットマン 誕生の端緒を作ってしまったことで、これは本人に罪の意識があろうと、周囲の期待感にアーサー自身が萎縮してしまおうと、彼の最大の功績であり、別の物語に成長する「#芽」を植え付けたのは間違いない。自信を持っていい最高のネタだし、自画自賛して本気で面白がっていたと思う。
こんなものは次回作で #検事 が軽傷を負うなど比べ物にならない決定的なもので、後々自分が関わろうと、関わらなかろうと、このアーサーがしでかした功績に対し、自身で満足して爆笑する権利は間違いなくある。
仮に爆笑を誘発する脳の障害を負ってはいても、思考的には狂人のそれでは間違いなく、「無敵の人」でもないが故に苦しむ。その薄っぺらさを自分で認めてしまったとしても、この(真の意味での)#ブルース誕生 の結果だけは変わらない。
一見、アーサー(コミックの #ジョーカー の持つ属性の関係で)世間的には #狂人 と見なされており、全てのシーンが #妄想 と解釈されてしまうきらいがあり、そうなると全部が妄想で、元々何もなかったことに押し切る解釈も成り立ってしまう問題点があるのだけど、その「人生最高の上出来なジョーク」に対して反芻し、自画自賛しているところに居合わせたセラピストに対しても、「君には分からない(=君は生きて知ることはできない)」と笑顔で答える。
その対面室から無言で血痕付きの足跡を残しながら、爆笑を引きずりつつ出て行くアーサーの殺人歴には、もう一人その直前に起きた、かなりえげつない #殺人 がカウントされるべきなんだけど、その審判においてはカウントされていないのが、妄想と解釈するしかないのが、単純にキルカウントとして、具体的に描かれていないのもあって、もったいないことこの上ない。
そこへのスライドを #フォリアドゥ では #ブルースウェイン という渾身のネタの産物とともに、整合性をもってやってくれれば、もっともっと今回の評価は上がった。あんな検事のかすり傷なんて小ネタ過ぎて引きずりません。 #JokerFolieaDeux #Joker

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