オレンジ売りの屋台のわきで
二宮ひかるさんは月が去り行く日、オレンジ売りの屋台のわきできみの左の奥歯が透き通っていることを知ったときの話をしてください。
#さみしいなにかをかく
というお題をTwitterで(shindanmakerで)もらったので、
ついのべタグはつけぬまま短い文章にしてみました。
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掌で温めればかえって香りは死んでいく。「一定距離を過ぎると、加速度的に離れていくらしいよ」こんな時にこんな凡庸な例え話をしてしまう。「どうしても気持ちは変わらない?」キカイの体を持つ人は、奥歯で見分けがつくらしい。彼女のオレンジの、あまくつよい香り。
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そしたらあまりにも食い足りなかったので、
添付のつもりでザックリ描いたものがこちらです。
ぽこっと置いておきますね。