
仕事は、祈り。
仕事は祈りに似てる。
と知人が何気なく発した言葉がズドンと響いた。
極論、仕事をしている理由って”自分への可能性を信じてみること”
”人の役に立つことが好き”であるのだけど、字面にするとなんとまあ薄っぺらい印象になる。
わたしは本当にこの仕事に誇りと信念を持っていて、つまり祈りを捧げるように仕事をしているわけで、この祈りという言葉が1番しっくりきたのだと思う。
祈り(いのり)とは、宗教によって意味が異なるが 世界の安寧や、他者への想いを願い込めること。利他の精神。 自分の中の神と繋がること。 神など神格化されたものに対して、何かの実現を願うこと。 神の定理は各宗教による。 [1]。祈祷(祈禱、きとう)、祈願(きがん)ともいう[2]。儀式を通して行う場合は礼拝(れいはい)ともいう。
祈り、と軽くググると色んな意味合いがある。
藁にもすがるような(丸投げ的な)気持ちとか、神頼みとか、色んな解釈があるのだと思うけどわたしの言う祈りは自分を高めて相手も好転させていけるようにする事かもしれない。
んーまだドンピシャな言葉では表せないのだけれど。
例えばネイリスト業の頃は、ネイルを施すその時間こそが祈りの時間であり、全身全霊目の前のお客様と向き合い
絶対に可愛いものを仕上げる、
この女性がより美しくなるように、
幸せな気分になれるように、
高揚してもらえるようにと、
筆を握りしめていた。
今はパソコンに向き合い一見無機質に見える作業でも、わたしの企画したサービスでもしかしたら人生が変わる一歩になる人がいるかもしれないと思うと、そのコツコツとした作業こそ祈りの時間になる。
(とか綺麗事言いながらすぐネットサーフィンしたり、有吉のキレキレ発言まとめみたいなYouTube見たりしてますからね、けしからん!って神様の手に持ってるなんだアレ、杖で叩かれそうではある)
でもさ、本当に良いものをつくりそれを受け取った人がなんらかの形で現在より進める環境になって欲しい。とは願っているのよ、
そして本当にそうなった時、祈りが実る。
ありがたいことにこの仕事を続けてきて何度も「人生を変えるきっかけになりました」などと言われる機会があって
それは単純に嬉しく、わたしは間接的にでも、あなたの人生の道筋を作れることができたんだと胸が熱くなる。祈りが実った瞬間は心に光りが差し込み、自信へと繋がり、次の祈りへと繋ぐ。
こんな事書いてるとだいぶ己の思想強めのように感じてきたけど、そんな事はない気もしない。
1つの言葉のあやよね、
でさ、そこにたどり着くまでって、苦しみと向き合うことでもあって不安や怯みを受け止める作業と言っても大げさではないと思うの。
それでもその先を見て、良い未来を想像してグッと耐え抜き突き進む。
つまりは祈りの時間はしんどい。
主に苦しい。
きっと、滝に打たれたり写経したりなども祈りの類に入るのだろうけど、ニュアンス的にはそんなイメージで
もうやめちゃいたいな、辛いな、ぐううう!!
ってところからある一定越えると閃いたり、気持ちよくてゾーン状態になるのだと思う。滝に打たれたことないから知らんけど。
そしてその気迫のような、執念のような強い想いは他者にも伝わり、一体感や熱量を上げることにも繋がって結果として表れることもしばしば。
祈りを捧げるような気持ちで仕事に挑むことは、自分も周りも想像以上に変えられると思う。
それはそれは泥臭く、美しい様で
そんなことを思った年末の夜。
そう、
来年も泥臭く、
美しく、
頑張ろう、わたし
あなたも。