美女と野獣論争を見て思ったこと。

みんなが飽きたタイミングで書くヘタレです、ドモドモ。

野獣が最後にイケメンに戻ることで
「何が中身や!結局顔だ!」という勢力と、「瞳を見て野獣だということがわかるから、中身を見ている!」という反論。
どちらも正しいのでは??としか思わなくて。

個人的には、ガストンのキャラクター考察に、当時のアメリカの白人男性像=男はこうでなくてはならない。という価値観に一石を投じたかったのではないか。という内容の物があり、自分はそこから、野獣=女性や他者から見た男性らしさの正体、そこにもがき苦しみ、解き放たれてハッピーエンドであるなら、確かに、元に戻るほうが良いし、そちらのほうが説得力がある。
あとはロマンの問題なんじゃないかなと思う。
変わるなら野獣のままでええやん。という気持ちもわかるし。
今までの姿で愛し合えたのだから、それが幸せなんじゃ?という価値観。
しかし例えば、野獣がデブのハゲおじさんで、その姿のまま石原さとみとキスする映画があるとしたら、誰もみたくないからね(笑)。
だからこそ、反省して呪いが解けて幸せになりました。めでたしめでたしという流れはロマンがあるよね。
ただ、そのロマンに、別ベクトルのロマンを対決させようとしたギレルモ・デル・トロが、私は一番好きです。

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