
人には得意な感覚がある!?NLPのVAKタイプ
私たちは日頃、【視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚】の五感を使って生活をしていますよね。
何気なく使っているこれらの五感ですが、実は無意識のうちによく使っている得意な感覚=優位感覚があるのをご存知でしたか?
自分の優位感覚を知ることで、日々のパフォーマンスや人とのコミュニケーションに大いに役立つので、今回は優位感覚とNLPのVAKタイプについてご紹介したいと思います!
優位感覚とNLPのVAKタイプとは?
私たちは、日頃五感を使って外界からの情報をインプットしていますよね。
その中で、優位感覚とは、情報を受け取るときに、無意識に優先的に使っている感覚のことを指します。
NLPでは、これらの感覚を次の3つに分類しています。
Visual:視覚
Auditory:聴覚
Kinesthetic:身体感覚
※五感の中で味覚と嗅覚は身体感覚に含まれます
自分のVAKタイプを理解することで勉強をするときの学習効果の向上や目標達成に大いに役立つのはもちろんのこと、他者とのコミュニケーションの場でもすれ違いを無くしたり、関係性を築くのに大いに役立ちます!
まずは、それぞれのVAKタイプの特徴からご紹介します。
VAKの特徴
【Visual:視覚】

【Auditory:聴覚】

【Kinesthetic:身体感覚】

VAKの活かし方
VAKタイプの日常生活での活用法をいくつかご紹介します!
【学習への活かし方】
<視覚タイプ>
図や色、見た目の情報を優先的に使っているので、アンダーラインを引いたり、ハイライトをするのが有効です。
また、絵や図を書き加えると視覚的に理解が進むのでおすすめです!
<聴覚タイプ>
このタイプは、セミナーや動画を使って耳から情報をインプットするのがおすすめです。
また、声に出して学んだ内容を説明するというのも定着に効果的です!
<身体感覚タイプ>
書いて覚えたり、実際にアクションにうつすのがおすすめです。
私も身体感覚タイプなのですが、学生時代の漢字テストはとにかく書いて、書いて、書きまくったときはいい点が取れましたが、何度もテキストをみてもすぐに記憶から抜け落ちていました笑
【目標達成への活かし方】
NLPでは目標達成のため、目標を達成したときの成功イメージを大切にしています。
脳は、現実とイメージの区別ができないという特徴があります。
なので、成功イメージも何度も繰り返しイメージすることで「前にも成功したことがあるぞ!」と自信を持って取り組むことができるんです。
おすすめの目標達成イメージはそれぞれのタイプによっても違うのでぜひ参考にしてみてください。
<視覚タイプ>
目標を達成したときに見えている景色、もの、人をイメージします。
達成したときには、周りにどんな人がいて、どんな表情なのか、そこはどこなのか・・・と言った漢字です。
ご自身の視点で何が見えるかをイメージしてみてください♪
<聴覚タイプ>
目標を達成したときに聞こえてくる音、周囲の声を頭の中で再生します。
「よく頑張ったね」という声なのか、歓声が聞こえるのかなど、具体的なセリフまでリアルに聞こえてくる声を再生してみてください。
<身体感覚タイプ>
目標を達成した時の自分の体の感覚をイメージの中で体感します。
例えば、試験直前まで書いて覚える勉強をしていたので、腕が重い・・・と言った感覚や、試験の合格結果を聞いて、それまでのプレッシャーやストレスから解放されて体が軽くなる感覚です。
【コミュニケーションへの活かし方】
VAKの特徴でご紹介した特徴をもとに、コミュニケーション相手の優位感覚を知ることで、交渉の場面や日々のコミュニケーションがスムーズに進みます。
<相手が視覚感覚タイプの場合>
プレゼンの場面では表やグラフ、図解を効果的に用いるのがおすすめです。
また、相手に合わせて比較的テンポよく話すことで、理解してもらいやすくなるでしょう。
「〇〇な姿が目に浮かびます」「見通しが〜」と言った表現を入れるのも効果的です。
<相手が聴覚タイプの場合>
論理的に話を進めたり、抑揚、声の大きさなどを変えてみるといいでしょう。
聴覚に関するキーワードを散りばめ、「〇〇〜というのが聞こえてきます」や擬音語などが印象に残りやすいです。
<相手が身体感覚タイプの場合>
ゆっくり話すのを心がけ、「〇〇のような感じ」など、感覚に語りかけるのが効果的です。
その他にも「実感」や「腑に落ちる」といったワードも響きやすいです。
さいごに
いかがでしたか?
VAKタイプを知ると、日常生活に活かせるポイントがたくさんあります!
ちなみに、多くの場合五感全てを使っているので、
「身体感覚が優位だけれど、その次に強いのは聴覚だな」という場合は、両方を使ってみたり、
商談相手が「視覚が優位だけれど、その次に強いのは聴覚だな」というような場合は、最初に視覚的に情報を伝え、次に聴覚で伝える・・・というように組み合わせて使うのも非常に有効です。
ぜひ、まずはご自身の優位感覚を探ってみてくださいね🌱
コーチングセッションでは、VAKタイプ診断の質問などもご用意しているのでご興味がある方はお気軽に体験コーチングへお申し込みください!