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バスルームのマイケル

好きな動画がある。


加藤清史郎さんが歌う、
「バスルームのマイケル」。


BE MORE CHILLというミュージカルの劇中歌。


で、その歌詞。

今年1デカいパーティー
なのにここはバスルーム
ずっと居ても帰っても 気づく奴はいないな

相棒相棒に置いてかれて こんなとこに隠れてる
スマホ見て立ってるよりも
この方がまだマシだよ

あいつがいて楽しかったのに
いつの間にかそこから消えた

で僕は
バスルームのマイケル
バスルームのマイケル、パーティーで どんだけいるんだろう

バスルームのマイケル
バスルームのマイケル、パーティーで 使用中だよ

お開きまでここにいよう いじけながら悲しむんだ
見ず知らずのマイケル 孤独のマイケル バスルームのマイケル
ぼっちで
ひとりで

あいつは何してんだ 僕のことは忘れて
思い出は捨てられて 相棒は入れ替えられる

酔っ払いの子が ホイットニー歌ってるみたい
I wanna dance with somebody
耐えられないよ それを聞いて 一緒に笑う奴がいないから

僕は
バスルームのマイケル
バスルームのマイケル、パーティーで 飲みすぎたか

バスルームのマイケル
バスルームのマイケル、パーティーで 泣いてないよ

ただ落ち着けば大丈夫
タバコの煙、埃のせいだ

見ず知らずのマイケル
孤独のマイケル
バスルームのマイケルぼっちで

ノック・ノック・ノック・ノック 騒ぎ出すかな
ノック・ノック・ノック・ノック もう出た方がいいな
ノック・ノック・ノック・ノック 置いて行きやがって
ノック・ノック・ノック・ノック 孤独な戦いさ
ドン・ドン・ドン・ドン 高まるプレッシャー
バン・バン・バン・バン 来るべきじゃなかった
ジャブ・ジャブ・ジャブ・ジャブ 顔でも洗えば
落ち着いた気持ちでドアを開けられる
でも消えたよ、ノックは

戻りたいよ、あの頃に
鏡の中には現実が見える 逃げられない僕は

パーティーで 超ショボイだろ
バスルームのマイケル、パーティーで 最悪だな

家でAV見てりゃ良かった ここから消えたい、この世からも
僕は寂しいマイケル
薬やってるぞ
ダサい趣味の
ヘタレなやつだ
孤独のマイケル
マイケルって誰だ
バスルームのマイケル、ぼっちで
ひとりで
ひとりで
僕の名前わかるかな
素敵なパーティーだ


初めて聞いた時からこの瞬間まで、
僕はずっとこの動画に助けられている。


なんだか、すっとこの曲が流れてくる時がある。


この曲を聴いていると普段の生活を思い出すし、
普段生活をしているとこの曲を思い出す。


BE MORE CHILLがどんなミュージカルは僕は知らないし、
変に知ろうとは思わない。


でも、歌詞からこの曲がどんな場面で使われたのかは
想像できる。


きっと、マイケルは意気地なしで、
でもだからこそ友人と自分を装いながら
パーティーに来て、でも友人に出し抜かれて、
結局自分はこんなとこ似合わない、
いつまでも一人で寂しいんだって自棄になって。


こんな感じだと思う。


だとしたら、それはマイケルでもあり僕でもある。


だからこそ、僕はこの作品の全貌を知りたくない。


すでに、”マイケル”がこの後どうなるかは
誰かの手によってきめられている。


でも僕はそれを知らない。


知りたくもない。


この”マイケル”の結末を決めるのは、
”僕”でありたい。



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