対戦相手を認める

24歳の時、私はアメリカに1か月ほど滞在し、バスケットボールのトレーニングに参加しました。その期間中、10試合の対戦があり、アメリカのチームと本格的な戦いを繰り広げました。この経験は私にとって非常に印象的でした。なぜなら、対戦相手の選手たちが私たちのプレイを褒めてくれたからです。

日本ではこのような経験をあまり積んでいなかったので、初めてのことに戸惑いを感じました。しかし、今振り返れば、その褒め言葉が自分にとって大きな意味を持っていたことに気付きます。対戦相手が私たちのプレイを認め、それを褒めてくれたことで、自信がつき、さらにプレイに集中することができました。

この経験から学んだことは、自分を高めるためには他者を否定するのではなく、むしろ相手を認めることが重要だということです。対戦相手を認め、その上で自分を超えようとする姿勢こそが、成長につながるのだということを実感しました。

また、相手を褒めることは、自分自身にもポジティブな影響を与えることを学びました。相手が良いプレイをした際には、素直にそのことを認め、褒めることで、お互いのモチベーションが高まります。そして、次の試合ではさらなる良いプレイを目指すことができます。

この経験は、アメリカのバスケットボール文化に触れる貴重な機会でもありました。アメリカでは、このようなポジティブなフィードバックが日常的に行われており、スポーツを通じてお互いを尊重し合う文化が根付いているのだと感じました。

今でもその時の経験は私の心に残っており、バスケットボールをする上で大切な教訓となっています。相手を認め、褒め合うことで、お互いが成長し、より良いプレイを目指すことができるのです。


いいなと思ったら応援しよう!