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脳筋のおかげで少し苦手克服できた話

前回の投稿でダイエットや容姿について色々思うことを書いてみたが、今回は私の体型に関する考え方を変えてくれたもう一つのきっかけについて書こうと思う。

私は運動は大の苦手だ。
通知表は常に2。(水泳だけは人並みにできたので夏だけ3)
部活はもちろん文化部。
球技大会や体育祭は極力目立たないよう存在感をなくして
やり過ごしてきた。
(1ミリもクラスに貢献できたことがない)

そして食べることが大好きだった。
ご飯もおやつも和食を洋食もお肉も海鮮もとにかく大好き。
てなわけで物心ついたころにはぽっちゃりしていた。
ダイエットも何度も挑戦してみたけど
運動できない私は家族からのいじり標的になり
そしてバカにされるのが嫌で挫折した。

運動している姿を見られることが何より苦痛だった。

大学生になれば人前で運動する機会はなくなったし
昔のように運動できないことに劣等感を感じることもなくなった。

大学を卒業して一年カナダ留学に行った。
初めは知り合いなんて誰もいなかったが
数か月もすれば、いろんな国から来た留学生と
友達になれた。

そして日本人の友達は何故か女子も男子もジム通いの
脳筋ばっかだった。
バイトでパーソナルトレーナーをやってた人、
彼氏がパーソナルトレーナーの人、
運動大好きでストイックにジムに通う人、
彼らの影響でジムに通うようになった人、
一体なぜこんなに脳筋に囲まれてしまったのか。

コストコに買い物に行ったとき、彼らに頼まれて
プロテイン3袋リュックに詰めて帰ったことがある。
車なんて無いので、自分の食材と生活用品も抱えて
バスに揺られ家まで歩いた。

毎年5月に開催されているトロントマラソンに
みんなで出ようという話がでた。
海外留学中にマラソンなんていい思い出なるに違いない。
みんな乗り気だった。
私は丁重にお断りした。

いくら私が運動苦手と言い張っても
お構いなしにトレーニングに誘ってくる。
運動嫌いだとはいえ、運動不足はよくないので
数分家で筋トレしたとか一時間くらい歩いていたのだが
そんなことで?って思うようなことでも
「えらい!!!めっちゃ頑張ってるじゃん!!!」
と引くくらい褒めてくれた。

彼らのごり押しと日本より全然料金が安いということもあって
ついにジムに入会してしまった。
自分でも驚きだし家族や日本の友達には言えなかった。(笑)
運動してる姿なんて誰にも見られたくないって思ってたけど
みんな自分のことに集中していて私のことは見ていない。
友達と一緒にトレーニングしたり、
知らないマッチョに器具の使い方を教わったり、
不格好でも頑張っている人を馬鹿にするような人はいなかった。

彼らとの出会いは私の運動に対するハードルを下げてくれた。                      

彼らといると自然に体づくりに関する知識も増えていった。
食事量を無理に減らすよりも筋肉を付けると
瘦せやすい体を作ることが出来るとか。
太ももには大きい筋肉があって、下半身を鍛えると
消費量がアップするとか。
筋肉をつけるにはどんな食事をとればいいのか。

日本に帰国してからも
彼らに教えてもらったYouTubeを見まくったり
食事の栄養素を意識してみたり
SNSに流れてくるダイエットの情報も
何が正しくて信用できるものなのか
区別できるようになった。

帰国してから日本食を食べまくって
一時は過去最高をたたき出した体重も
食事改善と(家族のいないところで)運動することで
緩やかに元通りの数値まで下げることができた。

今はもっと健康な体を作るために
色々知識を付けたいと思うし
運動も食事も楽しみたいと思えるようになった。
これらも脳筋たちとの出会いのおかげだと思う。

彼らとまた再会するときは
もっとパワーアップした私でいられますように。



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