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虎に翼、今も昔も女の地獄。

少しご無沙汰になってしまいました。
コンスタントに書けていたときとそうでないときは、気分が前向きか下向きかの違いな気がします。本日は朝ドラの話。

朝ドラの思い出

気づけばもう10月。9月末で、朝ドラ「虎に翼」が終了しました。
今日は「虎に翼」に絡めて、色々と書こうと思うのですが、
その前に私の朝ドラの思い出を。

朝ドラは昔から気に入ったものがあれば、ちょこちょこ見ていました。
遡ること、小学生くらいから。
最も印象に残っているのは「ちゅらさん」
ゴーヤマンも親に買ってもらったし、幼心に“沖縄”への憧れや看護師さんへの尊敬の念を覚えたのも思い出します。

そのちゅらさん、今再放送中なんですよね。
お昼休みに見るのが定番になっています。
今見ると、ツッコミどころも多々ありますが、大人になって見ると捉え方が変わってきます。

・一風館の住民が働く親を自然と支えていること
・全員で子どもを愛し、大事に育てていること
・田舎と都会の両方を経験する大切さ

大きくはこんなことを感じます。
23年前に働く親だった方たちは、さぞかし見ていて心が揺れる瞬間があったのではないかなと思います。
23年後、働く親である私は、こんな一風館みたいな環境があればいいのにと羨ましがっています。

虎に翼

さて、本題の虎に翼。
キャスト良し、脚本良し、題材良し。
本当に面白く、感動し、これからの人生においても振り返るタイミングがあるドラマでした。(3回くらい泣いた)

女性初の弁護士・裁判官になった方の物語なのですが、
女性が生きる上で味わう「女の地獄」を描いています。

「女の地獄」という言葉を聞いて、
どの時代にも今も昔もあるものなんだなと。
ただ、
「先人の女性たちがその地獄を乗り越えたことで、
今を生きる私達は、その地獄を味わなくて済んでいる。」
そんなふうに改めて考えることができました。

キャリアを築いていく人でも、専業主婦で家族を支える人でも
結婚してもしなくても、子ども産んでも産まなくても、
絶対に地獄はあるのだから。

今を生きる女性として、少しだけその地獄を受け入れて
伴走するか、乗り越えるか、していきたい。

2024年9月27日(金)

この日はなんの日でしょうか?
そう、自民党総裁選の日。
この日が日本にとって、
歴史的な1日になるだろうと思ってワクワクしていました。

が、そう簡単にはいきませんでした。
高市さんが石破さんに決選投票で負けたのです。
悔しくて、涙も出ました。

女性初の総理大臣が誕生するのは、日本ではまだ先だったようです。

政策的にも、総裁選メンバーの中では高市さんを推していました。
(もちろん他の候補者の中にも素敵な方はいました)
別に女性だからではありません。
高市さんが総理になって、結果「女性初」 が付くのは
私にとってはおまけだったのですが、総裁選の中でこれでもかと女性を総理にならせない何かがあることに絶望しました。(それ以外にもあるけれど)

これこそ“女の地獄”
決戦投票前まで、TOPでだったにも関わらず、最後の決戦投票で覆る。

高市さんにはあともう少しだけ地獄を味わいながらも諦めずに政治の世界にいて欲しい。そして地獄を乗り越えてほしい。
乗り越えたときに高市さんだけでなく、日本の多くの女性(男性の一部も)は言語化できない勇気や希望を感じると思うから。

おわりに

私も生きていく中でいろんな役割・顔をもっている。
母・妻・娘・会社員など、その中で地獄を味わうことは日常茶飯事だ。
でも、虎に翼を思い出して、何度でも踏ん張れる気がする。

私も完璧じゃないからこそ、
周囲に頼りながら地獄を乗り越えて(先ほども書いたが伴走でもいい)
「未来の女性たちに、あの時代の人たちの地獄があったから今がある。」と思ってもらえるように生きていこうと思う。

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