意識高い
転職からもうすぐ1カ月。
派遣社員の立場にも関わらず、会議や交流会へ参加させていただいている。
今日は一件他部署の方々と話し合いに。皆様背筋がぴーんと伸びていて、目をみて話している。伏目がちな自分の普段からの態度を反省した。
あと日頃から今回の派遣先では感情的になる人が居ない。本当に尊敬しかないし、中森明菜的で申し訳ないが、派遣だから居られる環境だなと感じてしまう。
なんか贅沢に思ってしまうのだ。
今までの仕事では、感情がアグレッシブな人が多かったし、パワハラもモラハラも当たり前で正直感覚が麻痺している。ちょっとした褒め言葉や、指摘もストレートに受け入れられない時が多い。
訂正しなければ。
ずっと思っているが、一度歪んだ認知を正常化するって苦手な食べ物を食べるより難しい。もしくはバンジージャンプの方が容易いのでは。
今日は職場から近くの会議室で行われたので、終わってから軽くハイになって、上司に「何か凄い場所に来ちゃった、でも自分はここの人にはなれないけど、居合わせて良い体験をした」と三回くらい熱弁した。毎度だが、意識高い人と会うと嬉しいけど、ついていけなくて、アイドルに会った人みたいになってしまう。この現象に名前をつけたい。
仲間になりたいという気持ちとも違う感覚で、いつもこの空気を吸うと「自分が馴染む空気は何処にあるかな」と考えてしまう。故に私はコロナ禍からずっと派遣社員がやめられないでいる。「馴染まなくてもいいから」
意識はない。申し訳ないが。