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ジャンベセッションは人と人をつなぐ
ジャンベは、木をくり抜いた胴体にヤギの皮を張った西アフリカの伝統打楽器で、祝い事や豊作を願う神事などで使われる“魂”の楽器と呼ばれています。お花見が実は神事で、カミと共に歌や踊りで厄を払うことから始まっているのですから、やっぱり共通しているところはたくさんあります。
さくら祭りの「サクラの物語」で出演していただいた永原元さんに、特別セッションを行っていただきました。
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ひとつの太鼓で低音・中音・高音の3つの音が出せるというのがジャンベの魅力。高齢者から子供まで演奏が楽しめます。
永原さんが指導する富山市の小学校の子供たちも応援に駆けつけてくれました。
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次は、さくら祭りに参加している方々が一緒になって、ジャンベをセッションすることになりました。年齢や経験、また身体の自由度等に関わらず、参加者によるアンサンブルが作り出されます。
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言葉はなくても、経験はなくても、一緒にリズムを叩いていると、ジャンベを通して繋がっているという不思議な感覚が生まれてきます。全体が一体感に包まれました。
また、楽器を持っていなくてもその場にいると、自然に体が動いてきてます。リズムが体の中にどんどん響いてきます。体の揺れがどんどん大きくなって、みんな踊り出しました。
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ジャンベは、今、教育、医療、福祉の現場においても、ストレスケアとしても注目されており、キレやすい子、また、うつ状態の改善にも効果がある
と医学的な報告もあります。今後、介護においてのストレス、闘病やリハビリにおいてのストレスの緩和にも期待されそうです。
音楽の中のリズムサークルは、今後とりいれていきたいプログラムです。