【開催報告】新嘗祭スペシャルディナー
新嘗祭は11月23日。勤労感謝の日となっていますよね。本来は収穫に感謝をする日。わたしたち日本人の主食であるお米を祀る日。天皇陛下がその年に収穫された新穀を神様にお供えし感謝の奉告をされる儀式も行われます。地域によっては神楽を舞う場所もあるようですし、昔はこの日から新米を頂いていたそうです。
そんなお米と縁深い日に、ご縁の杜にて新嘗祭を祀るイベントが開催されました。
夕方にはサトケンさんによる「いのちとお米」の講座談義。
新嘗祭だからこそ「お米」を通して《「いのち」とはなにか?》お話してくださったようです。(ようです、というのは、私は仕込みをしていて聞くことができなかったから)
栄養学ではない観点から私たち日本人が食の本質を考えるタイミングが来ているんだなと改めて感じました。
お米の話をするからこのTシャツw
さすがサトケンさん(笑)
その後10名の方に新嘗祭スペシャルディナーをご堪能頂くお時間に。(一般のお客様へもご提供の仕方は異なれど同じメニューをお出ししました)
今回は「いのち」がテーマなので、固定種にこだわりました。実は11月11日に固定種のお野菜だけを自然栽培のスタイルでつくっている湘南小巻ファームさんへ足を運び、お野菜を見せて頂いたり試食(畑でかじっただけですけど)させて頂いたりしたんです。
ファーム代表の小巻さん
ものすごく研究熱心な方です。
カラシ菜をかじっているw
(辛い!って顔です、不機嫌なんじゃありません)
そこで手に入る野菜がわかってからメニューを考案しました。
旬を感じることは当たり前。口にした瞬間、体がブワッとよろこぶ体感を味わって頂きたかったので、固定種のお野菜をとことん使うことは決めていました。
そしてさらに今回クラフトアーツ天さんの食器を使うことにもなっていました。というのも実は開催場所 〜人生に変化が起こる宿《ご縁の杜》〜 では新嘗祭当日、個展が開かれていました。
作家の金子やよいさんも大阪からいらしていました。
天のごはん窯や取り皿、陶板を使うメニューにすることも決めていました。
陶器達の個性と固定種の共鳴。それを大切にしながらいのちがよろこぶごはんをつくってお客様もスタッフも幸せにすること。
これが今回の私のテーマでした。
それでできたメニューがこちらです。
・釜炊きの初米(自豊暮さんの手仕事のみで育て収穫された無農薬米)
・固定種のお野菜の陶板焼き
・丸ごと玉ねぎのベジブロスあんかけ
・旬を楽しむ真っ白グラタン
・ケールときのこのサラダ〜自家製納豆をドレッシングに〜
・蒸しニンジンのクミン和え
・まこもとニンジンの葉の天ぷら
・米粉とキヌアのブラウニー
クラフトアーツ天さんの土鍋で炊いた自豊暮さんの新米をクラフトアーツ天さんのお茶碗で頂く。素晴らしいコラボレーション!
《陶板焼き》はクラフトアーツ天さんの陶板をガスコンロの上に置いて固定種のお野菜をじわじわじっくり焼いて頂き、生姜オイルとお塩で召し上がって頂くもの。
すごく大きく見えますが、小さなサイズの長崎白菜という品種を
さらに1/4サイズにして陶板で焼いて
ナイフとフォークで召し上がって頂きました
ガスコンロの上に陶板を置いて
じっくりじわじわ焦げ目も楽しめます
ベジブロス、というのはお野菜だけでつくる出汁のことです。今回使ったお野菜のほとんどの皮やヘタを丁寧に洗い使いました。すごく手のかかる出汁です。スタッフのみんなが本当に丁寧に注力してくれました。この色は野菜から出た色です。調味料の色じゃないんですよ。
小巻さんの玉ねぎは絶品。
それをダイレクトにシンプルに味わって頂きたくて
ベジブロスを使いました。
真っ白グラタンは、ウィーガン料理ですので牛乳を使わないホワイトソースを。ダイコン、カブ、キクイモといった旬の白色お野菜と、チーズの代わりに大和芋をのせてオーブンで焼きました。
ニンニクの風味が男性の方にも好評でしたし
グラタンだからボリュームもありつつお野菜だけなので女性にも◎
クリエイティブに富んでいておいしかった。大満足!
エネルギーが満ち溢れていながら繊細。素晴らしかった。
そんなお声を頂き。。。私の方こそありがとうございます。幸せです。
半分打ち上げのようなお祝いムードのまかないタイム。新嘗祭だもんね♡
みんなありがとう!!!!
お酒入って呆けてマスw
幸せでしたーー。
これを書いている今もじわじわ幸せ実感中です。
ありがとうございましたーーーー!