森と畑の子どもキッチンRe start:DAY3【2020年2期】
お昼頃に雷雨の予報が出ていたため、迷いましたが今日は収穫と出荷作業、ならびに納品のみを行うことにしました。
収穫と出荷作業
朝9:30に集合し、事前にご注文頂いた「オクラ」「ナス」を収穫しました。
オクラの背が高すぎて採れない〜〜。
切るのが難しくてキレイに切れない〜〜。
それでも自分達で収穫したい!
台に乗ってギリギリ。
正直、、、、、お客様に売る野菜の扱い方、という以前の話だったことにわたしが気がつきました。切り口をキレイに切る、ただそれだけのことが、野菜だと難しいんですね。確かに難しいです。子どもの手でここにハサミの刃をいれるのは。
ハサミの使い方からだな、と気付きました。どんなにいい道具も使い方がなっていなければ意味がないですからね。何にでも共通することだと思います。以降の課題です。
注文数が揃わなかった場合どうするか
「ナスは何本収穫できたかな〜?」「11本!」「お!やったね!注文の数揃ったね」
「オクラはどう〜?」「30本くらいあるよ〜」
が!かなり大きくなっているものも多く、触ってみると堅い。果たしてこれは売り物になるだろうか?とみんなで考えました。
「ご注文頂いていたのは20本だね。食べても硬くなさそうなのは何本ある?」1本1本、確認します。一般のお店に出荷する場合「規格」がありますが、今回はそういった基準がありません。1本1本、手の感触で確認します。
「20本あった!」「おぉ〜すごい!発注数ちょうどだ。でももしかしたら硬いのがあるかも?」
ということで、そんな場合にはどうするか考えました。
もし自分がお店の人だったらどうしてほしい?
「お金を返してもらう」
「違うお野菜でもいいか聞く」
「だけど、オクラって言われたんだからオクラじゃないとダメなんじゃない?」
「その場合はどうする?」
「また違う日にオクラを届けてもらう」
「じゃぁ、今回はどう?違う日にオクラにして、って言われたらオクラ出荷できそう?」「確認しよう」畑へ行って確認しました。どうやらオクラは難しそう。
「畑にはあと元氣な野菜、何があった?」「ピーマン!」「パプリカ!」
ということで、数がより多く出荷できそうなピーマンを代替え品として納品することにしました。
今回ご協力くださっているいちあんさんの場合、という考え方ですすめています。一般のお店の場合は違うお野菜でもOKなのか?曲がっていても平気ななのか?大きさが揃ってなくても大丈夫なのか?
答えは決まっていませんから、ひとつひとつ子ども達に問いながら出荷作業を行ました。
畑で採れる、しかも今回種から無農薬で固定種という限りなく自然に寄り添った野菜たちが、大きさも形も重さも硬さもいかに千差万別であるか。一般に流通している野菜がいかにコントロールされ、それがいかに野菜本来の姿に対して無理をしているか。こういった作業をするとよくわかります。
子ども達は1回ではわからないと思うので、何度も積み重ねていき、体感で覚えていって欲しいなと思います。きっと「揃っている」ということが不自然に感じる日が来ると思います。
納品作業
オクラ20本、ナス10本、そしてオクラの代替えとして(不良品の交換はオクラの出来を見て難しそうと子ども達と相談し)ピーマンを大小合わせて10個納品しました。
オクラが堅いのが混ざっているかもしれないので代わりにピーマンでも大丈夫ですか?という代替案の提示も子ども達にしてもらいます。
領収書を書くのも、お金を頂くのも、商品の説明をするのも子ども達。
緊張しちゃって何を言うか忘れてしまったり、声が小さくて「ん?」って聞かれてしまったり。課題はあります。
10月にいちあんさんへ、創作したパンのプレゼンがありますからね。今から少しずつ練習です。
宿題が出ました
本来であれば今日、プレゼンする商品のベースとなるパンの種類が決まるはずでした。今日、いちあんさんの「胚芽食パン」と「カンパーニュ」を持ち帰り、家でどの食べ方がいいか、実験して次回発表できるようにすることにしました。
親御さんにもかなり負担をかけてしまうなぁと(わたしも親でもあるので)恐縮してしまうのですが快く引き受けてくださり安心しました。我が子のためとはいえ、多大なご協力に心から感謝です。
最期に。
堅くて出荷できなかったオクラは・・・・
畑に戻しました。無農薬ですしね、オクラは種もあるのでミネラル分にもなります。土に還ってくれるととてもありがたい野菜のひとつです。
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