無意識が“わたし“を作っている
先日、上の子と私が同時に胃腸炎になりまして。
大人の私ですら辛かった今回の胃腸炎はするんと入りそうなゼリーすら2、3口くちに入れては うえっとした顔をして「お腹痛いかも。。。(気持ちが悪い)」とする娘を見てハラハラしました
何日も食べ物が食べれずに心配で
なんなら食べれんのよ とあれやこれや考え抜いた末に
いろんな野菜
にんじん、キャベツ、だいこん、しいたけ をできるだけ細かく刻んで、
お出汁とお米を煮込んで最後にチョロリと醤油を垂らしおじやにします
温かくていろんなお野菜のお出汁が出ていてホッとするこの味は
私が子供の頃体調を崩すと母が 栄養取れるから といつも作ってくれたメニューです
普段なんともないときは一切思いもしないこのメニューは
子供が体調を崩すと必ずというほど真っ先に浮かび作るメニューです
そう、無意識に、私の記憶を辿ってこのおじやは出てきます
あの時の
美味しい気持ち
ホッとする気持ち
たくさん野菜とれたから治るんじゃないかなという気持ちばかりの安心感
その過去の私の記憶から結びつき
「風邪の時はおじや」
と現在の私の行動は無意識に行われています
あ、ちなみにこのメニューは娘二人には全く響かないらしく結局いつも私が食べます。笑
なのに何度だって作っちゃう
と、こんなふうに日常には私たちの無意識の行動が溢れています
よく人間は潜在意識が97%でその潜在意識が私たちを動かしている と言いますがまさにこれのことですね
この無意識は私たちの体験してきたこと、それもよく印象に残っていること(自分では意識していなかったことでもからだが覚えていることも含め)でできていて
日常のあちこちに転がっています
それがいいことばかりだったら良いのですが、自分にとって都合の良くないことでもこの無意識は作動します
「この人は、こんな格好をしているから私とは話が合わないから避けよう(過去の対人関係のマイナス感情)」とか
「女性が思ったことをいうとだいたい男性とは喧嘩になるから言わないでおこう。。。(両親の関係)」とか
上げ出したらキリがないですが、そうやって体験してきた記憶を引っ張り出しては無意識に避けたり、逃げたり、警戒したりします
避けることをし続ければ、同じような 避けたいな と思うことがクリアされない限り一生ついて回るし
逃げ続けても、またやってくるのでは と恐怖になるし
警戒するのもとっても疲れます
何よりもその避けること、逃げること、警戒すること、苛立つこと。。。
理由がわからないと解決策がわからずずっと不安で自分に対しての嫌悪感や孤立感を感じます
実は私たちの人生において生きやすさ(自分らしさ)につながることは
無意識を意識化させること が超重要です
そしてその無意識は
自分が今いるこの現在の事実なのか を判断することが大切です
この無意識を意識化させることは特別な何かをするわけではありませんが筋トレと同じ
繰り返し行うことが必要で
特に不安が強い人や感情的になりやすい人はこれができるといくらか楽に対人関係を作ることができると思います
これを繰り返すことでトラウマを薄めることも可能だなと最近感じています
無意識に縛られた人生は苦しくて勿体無いので
より事実の中で生きられる人が増えたら幸せな世界になるなと思う今日この頃です