安心して生きる メッセージ⑴

 数多くの臨死体験を探索し続けている私ですが、臨死体験者の様々な表現方法を通して、大切なメッセージを受け取っている。私が本当に大切だと思うこと、私にとってこの世で生きていく上で大切なことは、「安心する」に尽きるなあと確信する。そして、最近それに加わっているのは、「抵抗しない」・「信頼する」ということ。それぞれについて、どうしてそう思うのか、何をきっかけにそう思うのかを、少しずつシェアしていければ良いなと思っている。

 何度も何度も同じ臨死体験談を動画で観たり(文字通り、何度となく繰り返し観ている)、可能な範囲で書籍やブログ記事を読んだりしているのだけど、繰り返し何度も観る(読む)度に、新たな気づきが与えられる。彼らが今も生きている存在で、この世での人生を現在進行形で歩んでくれているからこその恩恵であり、私自身も現在進行形で成長(進化)してくれていることの証なのだと思う。

 過去記事で紹介したアメリカの男性ホセ・ヘルナンデスについて、もう少し知りたいと思いブログを辿ったら、とても心に響く文章が書かれていたので、その一部を紹介したいと思う。

ある人にとっては、私の体験談を聞いたり私のアートを見たりすることで、予測のつかない事や死への恐怖が取り除かれ、安全と愛の元から起こる神秘へと誘われます。私にとっては、もはや死の恐怖はありません。私たちは実際この存在であるのですが、その「霊・魂」は、決して死にません。私の肉体は死に、ICUにありました。医師たちが私を蘇生させようと必死だった様子を見ました。臨死体験をするために私の魂はあの世へと移動し、それからこの世へ戻るのを選びました。私たちが死後に行くのは、本当に最も愛情ある美しい場所です。人はこの世で選択肢を持っているのを理解します。どんな毎日もこの世にいるのは何という特権でしょう。呼吸のひとつひとつが貴重で、一見小さくて取るに足らない行動のひとつひとつが、思っている以上に重要です。私たちの人生は、壮大な宇宙の計画において意味と目的を持っています。 この地球上にいる私たち一人ひとりが奇跡です。

ホセ・ヘルナンデスのブログ「Inner Immersion」より

 彼は、臨死体験中に見た「生きている色」を再現しようと試みて絵を制作している。そうか、彼は死ぬプロセスの最中にこのような色を体験したのか…と想像を巡らせながら彼の作品を眺める。そうすると、恐怖が「神秘に対する好奇心」へとシフトするように思う。

 恐怖を無くそう、悲しみを消そう、と思うと失敗する。それらの感情は感じきった方がいい。変化しないものは存在しない。それらの苦しい感情も必ず変化する。どういう形へと変化するのかが肝心なところだと思う。少しずつ、焦らずに。

 人によって、何が不安で何が自分を安心させるのか、全く違う。
同じ自分であっても、その時期や環境によっても違ってくる。
どんな人であれ、どんな状況であれ、安心して生きられる人生でありますように。


 ホセ・ヘルナンデスの臨死体験動画を紹介した記事はこちらです ↓

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