ひかりやがって

青森県 NPO法人光の岬福祉研究会(2002~) / やさしくひろくおもしろく / 放課後等デイ・移動支援・生活介護 / こどもの福祉・大人の福祉・まちの福祉

ひかりやがって

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マガジン

  • 無碍なハナシ

    まじめにふまじめな更新と、いきあたりばったり感満載のエッセイです。 障がい福祉の日常から、感じたり思ったりしたことを自由に書き綴っています。 タイトルの漢字は、「無碍」とかいて「むげ」と読みます。妨げのないこと、何事にもとらわれないという意味らしいです。

最近の記事

あそこは本当に事務室なのか? #8

ひかり屋には事務室というお部屋がある。名前のとおり、事務の人が事務のお仕事をするお部屋だ。 しかしこの部屋には、機能的な事務用品以上に、様々な生き物たちが多く生息している。 「あそこは本当に事務室なのか?」 いろいろ噂が飛び交う中、今宵はその真相に迫っていきたい。 いきものFile 1:サトーさん 事務室の生態系の中ではボスに位置づけられている。ときどきネコとネコ語で話す場面を目撃されている。文字数の関係上、詳細は割愛させていただくことをお許し願いたい。 いきもの

    • sixth sense #7

      例年とは違い、今年の新年度はコロコロでバタバタしてゴロゴロしたり、多くの人がいつもと違うリズムで春を過ごしている。教育も福祉もバラバラなリズムを刻むなか、今年もひかり屋ではピカピカのニューフェイスを迎えて、様々なドラマが生まれているみたいだ。 先日、ひかり屋メンバーとなって間もない新人のO君が、おもむろにペンを握り、ホワイトボードに何やらスラスラと、お顔の半分以上がお口で、目のイッちゃてる、毛のないキャラクターのような絵を描き始めた。 ご本人曰く、こちらの絵は「サトーさん

      • 速報!ツチノコの尻尾が見えた...かも #6

        「なくしちゃいけないもの#5」を公開したあと、すぐにオジサンから連絡があった。 なんと、今回の探検でツチノコの尻尾を見たというのだ! その衝撃の映像をすぐにお見せしたいところですが、まずはこちらから。 ツチノコは森林にいることが多いため山間部へとやってきたが、まだまだ雪解けが進んでいなかった現場にちょっとビビるの図。 車を降りて早速探しはじめる少年。すると、、   「あ、あ、、あれは、、、」 なんと、ツチノコがジャンプをして移動した跡を発見!! ※興奮して跡を指さ

        • なくしちゃいけないもの #5

          紙がない、マスクがない、スパゲッティがない、、、 なんかよくわからないけど、日本からいろんなものがなくなっている。 そして、いよいよ今日から学校がお休みということで、放課後デイには朝からこどもたちがやってきている。 身内ながらも、急な予定変更にもかかわらず、臨機応変に対応する現場スタッフには敬意を表したいし、とーってもカッコよく見えてしまう。 そ、そんな折、今朝方ぶ厚い本を片手に携えた一人の少年と五十目前のオジサンが事務室に勇んで入ってきた。 満を持して、二人はこれか

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        • 無碍なハナシ
          8本

        記事

          湯加減のいいプールをのぞいてみた。#4

          ぼくたちの地元には、ホテルとプールと温泉がいっしょになっていて、ゴーカートやパターゴルフのほかにコテージなんかもあって、昼はBBQ、夜は天文台から星を眺めたりできるすっごいところがあるんです。 新年早々、ぼくはそのすっごいところのプールの二階にある小さな観覧席に座り下をのぞき込んでいる。50のおっさんがひとりで。。。 手前では、水をかけあいキャッキャしている子どもたち。その横には、父親が少し疲れ気味だけど浮き輪に身をゆだねて幸せそうな顔でその様子をみている。ザ・レジャーっ

          湯加減のいいプールをのぞいてみた。#4

          宇宙の平和のために君ができること #3

          親愛なる 君 へ ちょっとだけ聞いてほしいんだけど、いいかなあ。 ぼくが君に背中をみせると、君は両手を合せて時々カンチョーするよね。 もちろんぼくへの Love Message だってことは知っているよ。 ただそのことで、伝えなくちゃいけないことがあるんだ。 正直に言うよ。 ぼくの大事な ブラックホール がそろそろ限界をむかえている。 もちろん、君だけのせいじゃない。 ただ、PAC-3 並みの命中率と破壊力はかなりのダメージで とにかくいま、ブラックのはずの

          宇宙の平和のために君ができること #3

          なにかあったら... #2

          これは放課後等デイという場所でのお話し。 長い就労実習をおえて、久々に事務室にいるサトーさんのところへやって来たルーカー氏。はた目からすると、ふたりのやりとりはいつもあまりかみ合っていない。でも、いつもかみ合っているかのように言葉だけではいい表せない何かを交し合っている...たぶん。この日もかみ合っていないけどかみ合っているようなやりとりを静かに楽しんだふたり。そして、その瞬間はルーカー氏が事務室を去る間際に突然やってきた。 ...という意味深な言葉を残してその場を立ち去

          なにかあったら... #2

          五十肩を武器にしたオトコ #1

          これは放課後等デイというところでのお話し。 にぎやかっだった時間も過ぎた秋の黄昏時。そとにある空っぽのプールのなかで、スタッフの梅さんとメンバーのK君はプラスチックボールでひっそりじゃれあっていた。 梅さんは、ボールを屋根の上になげてK君をよろこばそうと少しだけ必死だった。ただ、なんどやってもボールは屋根の下をかすめ上にはあがらない。ぼくは車中からその姿を見て確信していた。腕も肩もあがらず、手首をビミョーにつかい、ミッキー・ロークの猫パンチのように投げる梅さんは五十肩に違い

          五十肩を武器にしたオトコ #1

          はじめまして

          こんにちは。 このnoteを管理しているNです。 代表の個人note(おおたまこと)から、こちらへお引っ越ししました。 今後ともどうぞお見知りおきを・・・。 こちらの方もお暇なときにぜひ。 HP→http://hikarinosaki.moo.jp/ FB→https://www.facebook.com/npo.hikarinosaki/