【戦争・争い】
【戦争・争い】
生命(イノチ)より勝る正義などない
私は想う
正義の名の元に成す行いならば
生命(イノチ)を殺め奪う事も許される
ならば生命(イノチ)より勝る
正義とはなんなのだ
人の生命(イノチ)を容易く奪えし者は
皆、殺人鬼に想えてならない
私は問いたい
正しき世にする為の行いならば
生命(イノチ)を奪う事でなく視点を変え
人間が宿す心の繫がりから
希望(ヒカリ)を見出しても良いではないか
己の生命(イノチ)は惜しい
失いたくはない
ならば他者の生命(イノチ)も同じ
尊むべき同じ生命(イノチ)ではないのか
忘れないで欲しい
抱きし生命(イノチ)は1つであり
誰かの所有物でもない
他者が私欲の為に奪える生命(イノチ)など
何処にもない
それでも
何処かで醜き争いが起こる
争いを起こす者は常に権力者
おのが私欲を満たす為
己の立場を護る為
正義と偽り
己の醜き願望を果たそうとする
その犠牲となるは
常に権力を持たぬ一般市民
平穏無事に生きたいと懇願する者達
なんて哀しき世界だろう
尊き生命(イノチ)を奪い成した行いは
計り知れぬほどの罪となり
死した多くの怨念が己に絡みつき
我が身へと災厄となり還ると言うに
何故、目の前の欲に心奪われる
生命(イノチ)を代償に手にしたモノは
必ずや砂の如く失う
ただ罪を背負うだけ
残るモノは
生かされし者の哀しき嘆きと
癒やされぬ心の傷
そして目には映らぬだろうが
この世に溢れ返りし死した
哀しき御魂
生きたかったと嘆きながら
何故、死なねばならぬのかと
哀しき涙を流し訴え続けながら
救いを求め彷徨い続ける
戦争・争いは悲劇しか生まない
ただ
新たな怨みの火種と
数あまたの哀しき心の叫びが
この世界に満ちるだけ
欲深き悪鬼がこの世を地獄へと誘(イザナ)う
ならば悪鬼の中に封じられし
光の蕾を咲かせるのみ
如何なる人間の心にも
必ずや光灯せし心華が眠る
欲の悪鬼が住まうなら
光灯せし天使も居る
我らが抱く心(志向)の中に
望みを捨てず抱きし想いを咲かせよう
生命(イノチ)を奪う行いから
生命(イノチ)を尊み生かす行いへと
変化の風は巻き起こる
光の思想がこの世から消えぬかぎり