【詩】慈愛の言霊・⑧慈しみの心を抱け
題名 慈しみの心を抱け
この世にハンデを抱え
生きる者達が居る
目に映る症状と
目には映らぬ症状
ハンデを抱え生きる者達
個々の抱きし心の葛藤は
想像を絶する事だろう
それは病が表に現れているか否かより
遥かに苦痛を伴う苦しみである
ハンデを抱えぬ者達に
時に酷く哀れな暴言を浴びせられ
心を壊しかけた者も居る事だろう
だが忘れないで
ハンデと共に必死に生きる者達の
心の視点はハンデを抱えぬ者達の
視点より遥かに奥が深い
それは簡単に身に付くモノではない
ハンデを抱えぬ者達よ
忘れないでおくれ
君達も何時(イツ)
ハンデを背負うやも知れず
何時(イツ)心を病むやも知れぬ
ハンデを抱え必死に生きる者達を
あざ笑い見下す事は
己の未熟さと心の醜さを
周りに知らしめ醜態を曝すだけ
真(マコト)哀れで哀しき事よ
己自身に酔う前に
見失いかけた慈しみの想いを
心に抱け