【詩】慈愛の言霊・②憎悪に呑まれるな
題名 憎悪に呑まれるな
なぜ 憎悪に
己の心を捧げてしまう
なぜ その先にある
多くの代償に気付けない
抱く憎悪とその行いは
己の心を癒し満たすのでもなく
ただ 心縛られ
抜け出せぬ闇へと落ちてゆく
どうか忘れないで
憎悪が生み出すモノは
破壊と破滅
憎悪が奪うモノは
安らぎと心の平穏
憎悪という
怒りや悲しみ怨みや妬み
その感情におのが心を奪われないで
誰もが人生(ミチ)を歩む中で
抱かずにはいられない負の感情
それでも心の光を手放さないで
心に眠る悪しき化け物を目覚めさせ
尊きモノを失わないで
失うモノの大きさは君が想う以上に
遥かに大きい
譲る心 寄り添う心
許す心 想い合う心
どうか黒く染まった憎悪の心に
本来の温かな感情を取り戻して
怨みや憎しみからは
悲劇しか生まれない
悲しみに染まった世界など見たくはない
だからお願い
憎悪を抱く前に立ち止まる勇気と
失うモノの大きさをどうか見失わないで