【天✕ボク】・5話(差別)
5話 差別
沢山の人が生きる世界
そんな中で必ず生まれるのが
【差別】だ !!
ボクの周りにも居るんだよ。
『あの人は私達とは違うから』
そんな言葉を言う
突き放すような冷たい人が!!
ボクの心は悲しくて
天に抱く想いを投げかけた。
『同じ人なんて居ないのに』
『考え方や受け止め方も違うのに』
『少し自分と違うからと見下し
突き放すのはナゼ?』
すると⋯天は
哀れな感情と共に
ボクの心に応えてくれた
『ソレもまた己を保つ醜き思考』
『十人十色その思考を抱けぬ者』
『その者の心の醜態の現れだ』
天の応えにボクが抱いていた疑問が
ストンと心に落ちる
哀れな人が多いのか!?
人を捌け口に自分を正当化する
それだけでなく相手の思考や
存在さえも否定する
『自分が同じ事をされたら嫌なハズだ!!』
すると⋯
天が諭すように応えてくれた
『その思考すら抱けぬ
目先の憎悪に囚われし者』
『キミが抱くその想いを抱けぬ者だ』
ボクは天に更に問いかけた
『どうしたら気づけるの?』
すると⋯天は
『自ずと同じ立場に立つだろう』
『見下したなら 見下され』
『否定したなら 否定される』
『我が身へ還り悟るか否かはその者次第』
【・・・!?】
天の応えにボクは息を呑む
確かに本人の意思でしか変えられない
ボクらが差別だからダメだと言っても
【響かないんだ!!】
その人の心には⋯
( だから差別は無くならない )
その度に傷つき病む人が増えていく
なんだか悲しいけど!!!
だけどさ⋯
【自分へ還る】
その事を知れただけでも
心はなんだか軽くなった気がする
すると優しさ纏う天の言葉が降りてきた。
【因果応報 全ては還る
善悪学び そして活かしなさい】
ボクは天の言葉を心に刻んだ!!
深き愛ある光の言霊
ソレは⋯
神の御言葉