国、法律はあとから動く。
前回の記事で、僕のいる業界の話をした。
しかし、その行動を起こすためには法律の制約があるため、行動を起こせないじゃないかと。矛盾しているじゃないかと思われる。
そう思うのも無理はない。
ただ、矢印の向きが違うのだ。
国や法律はあとからついてくるのだ。
世の中が動くから、国や法律が動くのだ。
どういうことかというと、どの時代でも人々の不満や、自然災害、経済の動向があり、社会が立ち行かなくなると、それを変えようとして、統制しようとして国が動き、法律を制定する流れとなる。
さらに詳しくしよう。昔の貴族と農民の関係は、農民が米を収めることの報酬として貴族から土地をもらうことができる。
そこに不公平が生まれると農民同士や貴族に対して争いや反発が置きかねない。それを防ぐために班田収授法、墾田永年私財法、など、歴史上よく聞かれる法律が制定されている。
つまり、不満を抱えたままでは行けないのだ。何か、みんなで行動を起こしてこそ、国が変わる、法律が変わる。
そして、世の中を変えられる。
と、僕は思う。