![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167351656/rectangle_large_type_2_c69566d77d1abb3b190b8da4dc92f390.png?width=1200)
生成AIを使える人・使えない人
はじめに
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167352233/picture_pc_279a1f9cd50551cd9fdfb2586861ecdc.png?width=1200)
今はAIの黎明期
今後は「AIなしでは生きられない」
皆さんも日々の生活や仕事の中で、「AI」という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。
2020年代に入り、AI技術は驚異的な進化を遂げ、私たちの暮らしや働き方を劇的に変えつつあります。
その中でも特に注目を集めているのが、生成系AIと呼ばれる技術です。
この技術は、私たちの知識やスキルの拡張を可能にするだけでなく、新しい働き方や創造の形を生み出しています。
しかし、ここで1つの重要な疑問が浮かび上がります。
それは、「AIを上手に使いこなす人と、そうでない人の違いは何か」ということです。
同じツールや技術を使っていても、その成果には大きな差が生まれることがあります。
その違いを理解し、実践に活かすことができれば、AI時代の成功を手にすることができるでしょう。
このnoteでは、AIの基本的な仕組みやその可能性を紐解きながら、「AIを使える人」と「使えない人」の特徴を比較し、その違いを徹底的に分析します。
また、具体的な活用例や実践方法を通じて、誰でもAIを使いこなせるようになるためのヒントを提供出来れば良いな、と思っています。
時には哲学的な視点から、AIと人間の違いについても掘り下げていきます。
これからの社会で生き抜くためには、AIを単なるツールとして捉えるだけでなく、その力を最大限に引き出す方法を学ぶ必要があります。
しかしながら、日本人とAIの相性は悪いと個人的には思っています。
特に日本の教育へどっぷりと浸かった真面目な人ほど
これからのマインドチェンジが受け入れられないかもしれない。
そもそも
まずはじめに言わなければならないのは
AIのIQは既に100を超えて
全人類の半分より「頭が良い」という事実があります。
語弊も生まれそうな発言ですが、少なくとも「知識」という分野では、全人類の半分以上は負けてしまうわけです。
他にも、AIの知能の高さが分かるものといえば、有名どころでAI将棋やAI囲碁といった分野では結果が証明されていますよね。
このようにAIは私達世界で現実的なものとなり、OpenAIのお陰で既に手元にある状態となっています。
そして、そのツールに対して使っていない人から、この社会から脱落するという未来は誰にでも容易に想像できると、思います。
これからのAIを使いこなすため
そのために必要な知識やマインドセット、そして行動を、このnoteを通じて身につけていただければ幸いです。
では、始めましょう。
第1章: AIの進化と現在地
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167352302/picture_pc_fbdb9596fee521d32e0a49b4d5901f34.png?width=1200)
1. AIの歴史と進化の流れ
まずは、つまらないとは思いますが、AIの歴史についてから少しお話ししたいと思います。
人工知能(AI)は、1950年代から研究が始まりました。
当初は「コンピューターに人間のような知能を持たせる」という壮大な夢が基盤でしたが、当時の計算機技術やデータの制約が大きく、理論的な研究に留まっていました。
例えば、1956年にアメリカのダートマス大学で行われた会議で、「コンピューターが人間のように学び、推論し、行動する方法を研究する」という目標が掲げられました。
この会議がAI研究の始まりとされています。
しかし、その後は「AIの冬時代」と呼ばれる停滞期が訪れ、成果がなかなか出ないことで予算削減や研究者の離脱が相次ぎました。
2. トランスフォーマーと生成系AIの登場
進化の大きな転機となったのが、2017年にGoogleが発表した「トランスフォーマー」という技術です。
めっちゃ、簡単に言うと「トランスフォーマー」という技術は、2017年にGoogleが発表した、AIにとってとても大事な仕組みです。
この技術のおかげで、AIが文章を理解したり作ったりするのが得意になり、生成系AIの基盤となりました。
従来のAI技術と異なり、「アテンション機構」を採用することで、膨大な情報の中から重要な部分だけを効率よく抽出できるようになりました。
それまでのAIは、全部の情報を一生懸命に見ようとして時間がかかっていました。
でも、この新しい仕組みでは「アテンション機構」という、どこをしっかり見るべきかを教える目印を使います。
これによって、AIはたくさんの情報の中から大事なところだけを見つけて、早く正確に考えられるようになりました。
たとえば、本を読んでいるときに、全部を読むのではなく、先生が「ここがテストに出ます」と言った部分だけに集中して読む感じです。
これにより、それまでは機械翻訳の精度は限界がありましたが、トランスフォーマーを用いることで「Google翻訳」の精度が飛躍的に向上しました。
この技術はその後、OpenAIによってさらに応用され、「GPT」シリーズへと発展しました。
3. ChatGPTとAIの社会的影響
2022年、OpenAIがリリースした「ChatGPT」は、AIが一般消費者向けに利用される大きな第一歩となりました。
このツールは、テキストベースで人間と自然な会話ができる能力を持ち、多くの人々がその利便性に驚きました。
たとえば、ChatGPTを使えば以下のようなことが可能になります。
• 執筆のサポート
小説やエッセイのプロット作成、ブログ記事の下書き作成。
• 業務の効率化
会議の議事録要約、メール文の作成、アイデア出し。
• 教育支援
学生の宿題サポートや難解な概念の解説。
このような使い方が広まる中で、AIの普及が一部の職業を脅かすという懸念も生まれました。
たとえば、ライターや翻訳者、データアナリストなど、AIに置き換えられる可能性のある職業に就いている人々にとっては、AIの進化は脅威として映る場合もあります。
4. AIを使える人と使えない人
ChatGPTを例に考えると、同じツールを使ってもその効果には大きな差があります。
たとえば、以下のような違いが挙げられます。
【使える人の特徴】
1. 目的意識がある
AIを使う理由や目的が明確で、それに合わせた活用方法を考えられる。
2. 試行錯誤を恐れない
新しい技術やツールに対して、積極的に挑戦し、学び続ける姿勢がある。
3. 学びを行動に変える
AIから得た知識やスキルを、実際の行動や成果に結びつける力がある。
【使えない人の特徴】
1. 漠然とした不安を抱える
AIは難しい、自分には向いていない、と最初から決めつけてしまう。
2. 技術に依存しすぎる
AIに頼りすぎて、自分の判断や工夫を放棄してしまう。
3. 目的がないまま使う
ただ流行りに乗るだけで、明確な活用方法を持たない。
この違いは、技術的なスキルだけでなく、AIに対する姿勢やマインドセットにも起因しています。
5. AIの活用で成果を上げるために必要な心構え
AIを使いこなすためには、ただなんとなく使うはNGです。
AI使いこなすにはまず「マインドチェンジ」が必要になります。
具体的には「自分がやらなくてもいいことを自分でやることをまずやめないとAIを使いこなせない」ということです。
日本人は苦手なものに努力することを美学としていますが、これからはそういうマインドの人から淘汰されます。
これからは自分の得意を伸ばし、得意じゃないものをAIに任せられる人が強いといえます。
そのため
1. 目的意識を持つ
2. 試行錯誤を楽しむ
3. 自分のスキルを補完する視点を持つ
この視点が大切で、ChatGPTを使って「業務の効率化」を目指すなら、具体的に何を短縮したいのかを明確にする。
また、AIの出力が不完全でも、それを修正しながら理想の形に近づける姿勢を持つとか
「文章を書くのは得意ではないが、アイデア出しは得意」という場合、AIを文章作成の補助として活用するとか
あくまでも「自分のやりたいことの補佐」という考え方が根底にないと使いこなすのは難しいと思います。
続く第2章では、「AIの基本を知る」と題して、トランスフォーマーやアテンション機構の仕組み、そしてAIが得意とする分野と不得意な分野についてさらに掘り下げます。
第2章: AIの基本を知る
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167352334/picture_pc_230e7b3488395672aca84ee703d8611b.png?width=1200)
1. トランスフォーマー技術とは何か
AIの進化を語る上で避けて通れないのが「トランスフォーマー」という技術です。
この技術は、自然言語処理(NLP)を劇的に進化させ、今日の生成系AIの基盤となっています。
というと少し難しいですよね。
要は、AIがとても賢くなった理由の一つに、「トランスフォーマー」という仕組みがあって
この仕組みのおかげで、コンピューターが言葉の意味をもっとよく理解できるようになり、今のようにおしゃべりしたり文章を作ったりするAIが作れるようになりました。
ということです。
トランスフォーマーの最大の特徴は「アテンション機構」と呼ばれる仕組みです。
アテンション機構とは?
人間の脳に例えると、「膨大な情報の中から、重要な部分だけをピックアップする能力」…つまり、「大脳」にあたります。
たとえば、次のような状況を考えてみてください。
例:あなたが音楽を聴きながら本を読んでいる時、本の内容に集中したいと思えば、音楽の音量や歌詞を無意識に無視します。
このように「何かをする!」となったときに不要なものを「気にしない」
これが「アテンション」の働きです。
トランスフォーマーは、このアテンション機構を使うことで、膨大なテキストデータを効率よく処理し、文脈を理解しながら情報を生成することができます。
2. AIの得意分野と不得意分野
AIを使いこなすためには、AIの得意分野と不得意分野を理解しておくことが重要です。
それぞれの具体例を挙げながら解説します。
【得意分野】
ⅰ)データの分析と要約
まず、大量のアンケートデータをAIに分析させ、回答の傾向やパターンを短時間で抽出する。
これにより、企業が顧客の声を集めて新商品を開発する際に役立ちます。
ⅱ)文章生成
ChatGPTを使って、ブログ記事やSNSの投稿案を作成する。これは生成AIの王道的な使い方になります。
これにより、ライターやマーケターが短時間でコンテンツを大量に作成することが可能となりました。
ⅲ)パターン認識
よく使われる例としては、医療画像からの病変検出(肺のX線写真から肺がんの可能性を判別するなど)が挙げられます。
もちろん、AIのみで全てを判断する訳ではありませんが、医師の診断補助として、迅速かつ正確な判断を支援することが出来ています。
【不得意分野】
ⅰ)感情や意図の理解
一般的にAIは、ユーザーが曖昧な質問をした際、その背景にある意図を完全に理解するのは難しいと言われています。
これは、人間特有の微妙なニュアンスや暗黙の了解は、まだ十分には捉えられない。ということになりますが、曖昧な質問に対する完全な回答は人であっても難しい分野ではありますよね。
ⅱ)創造的な発想
AIは全く新しい芸術スタイルを提案することは苦手です。
これは既存のデータから派生する形でしか創造できないためです。
これに関しては、現在のAI活用の限界と言えます。
どうしても、AIは過去のデータをベースにするため、根本的に新しいアイデアを生み出すには人間の関与が必要となります。
3. AIが生み出した変化
AIの得意分野を活用することで、私たちの生活や仕事に大きな変化がもたらされています。
具体例を挙げながら、その影響を掘り下げます。
日常生活の変化
1. 音声アシスタント
例: スマートスピーカー(Google HomeやAmazon Alexa)を使った家電操作。
これにより家事の効率化や生活の快適性向上しました。
2. 個人の趣味や創作活動
例: AIを使った作曲やイラスト生成ツール(DALL·E、MidJourney)。
これにより、プロでなくても、誰でも手軽にクリエイティブな活動が楽しめる時代になりました。
ビジネスの変化
1. 効率化とコスト削減
AIを使ったカスタマーサポート(チャットボットによる自動応答)により、人手不足の解消や24時間対応の実現しました。
2. マーケティングの進化
AIを使った膨大な顧客データ分析に基づくターゲティング広告が出来るようになり、広告の精度向上により、売上増加が実現しました。
AIは統計が得意なので、マーケティングのように、たくさんのデータから傾向と対策を練る分野では大きな働きが期待できます。
4. AI時代に必要な人間の役割
AIが日々進化し、私たちの生活や仕事に欠かせない存在になっていますよね。
でもその一方で、AIが人間の仕事を奪うのではないか? といった不安も広がっています。
そんなAI時代において、私たち人間がどんな役割を果たせるのか、具体的にお話ししていきます。
AIの現状と影響
まず、AIが私たちの社会にどんな影響を与えているのかを整理しましょう。
AIは今や、仕事の効率化から医療、教育、エンターテインメントに至るまで、幅広い分野で活躍しています。
例えば、AIが作る自動運転車や、チャットGPTのような文章生成AI。
これらは確かに便利ですが、その一方で『人間は不要になるのでは?』という心配の声もあります。
でも、実はこのような変化は新しい時代のチャンスとも言えます。
ここで重要なのが、人間がAI時代にどう対応し、どんな役割を果たすのかということです。
AI時代に必要な人間の役割
では、AI時代における人間の役割について、3つのポイントに分けてお話しします。
1つ目は、「クリエイティビティ(創造性)」です。
AIは既存のデータを学び、効率よく作業を行いますが、完全に新しいアイデアを生み出す力には限界があります。
映画の脚本を書く、アートを作る、新しいビジネスモデルを考える。
これらは人間の創造力が求められる分野です。
2つ目は、「倫理と判断力」です。
AIは感情を持たず、データに基づいて判断します。
しかし、医療や司法、教育といった場面では、人間の感情や倫理観が必要不可欠ですよね。
例えば、飲み込みの力が弱くなって誤嚥を繰り返す患者さんが居て、医療的には胃ろうを作った方が良いのだが、本人的には食を楽しみにしていて「食えないなら死んだ方がマシだ!!」と言う。
これは人間が倫理的な視点で指針を与えるべき部分です。
3つ目は、「コミュニケーションと共感力」。
AIはチャットで人間らしい会話ができますが、深い感情のやり取りや複雑な人間関係の調整はまだ難しいのが現状です。
カウンセリング、マネジメント、人との繋がりを重視する分野では、私たちの役割が大きくなります。
人間が進化するための具体的な行動
では、私たちがこれらの役割を果たすために、どのように行動すればいいのか。
それについては、まずはAIを学び、活用する力を身につけることが大切です。
AIを恐れるのではなく、味方につけて効率化や新しいアイデアの実現に活用しましょう。
次に、自分だけの強みを深めること。
たとえば、AIが真似できない個性的なスキルや視点を磨くことが重要です。
アートでもプログラミングでも、何かに特化することで、人間ならではの価値を発揮できます。
そして最後に、他者と協力する力を育てること。
AIが情報を提供する中で、人間同士が協力し合い、より大きな目標に向かっていくことが大切です。
このようにAIが進化する中で、人間の役割はより重要で、そしてユニークなものになっています。
私たちはAIに負けるのではなく、AIと共存し、新しい価値を生み出すことができる。
AIには出来ない、クリエイティビティ、倫理と判断力、コミュニケーション力を意識して、自分なりの役割を見つけてみましょう。
例えば、AIが膨大なデータを分析して結論を提示したとしても、その結果をどう解釈し、どのように活用するかを判断するのは人間の役割です。
なぜなら、AIが提示するデータや結果には、意図しない偏りやエラーが含まれる可能性があるためです。
他にも、 新しい商品デザインや物語のプロットを考える際、AIが提供する案をベースに独自のアイデアを加える必要があります。
どうしても、完全な創造はAIの苦手分野であり、人間の感性が求められる場面が多いためです。
このようにAIが日々進化しているのと同じように我々も学び続ける姿勢が大切になります。
とりあえず、新しいAIツールや技術が登場した際には積極的に学び、活用方法を探る。
単純に技術の進化が早い中で、学び続けることが生き残る鍵となりますが、それ以前にAIはツール(道具)であり、それを使いこなすのが私達の使命とも言えます。
続く第3章では、具体的なAIの活用事例をさらに掘り下げ、ビジネスや教育、創作活動など、分野別の応用方法を解説していきます。
第3章: AIの具体的な活用事例
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167537603/picture_pc_faaf53b04ba42b780c904f7e5051ca8a.png?width=1200)
この章では、AIの活用事例を日常生活、ビジネス、教育、クリエイティブの4つの領域に分けて詳しく解説します。
それぞれの分野でAIを活用することで得られる効果と、成功例・課題について具体的に述べます。
1. 日常生活におけるAIの活用
ⅰ) AIアシスタントによる効率化
AIアシスタント(Googleアシスタント、Amazon Alexaなど)は、日常の効率化に役立つ便利なツールです。
例えば、朝のルーティンで、スマートスピーカーに「おはよう」と声をかけるだけで、天気予報、スケジュール、交通情報が自動的に読み上げられる環境にいる。
それだけで、スマートフォンを開いて情報を調べる手間が省け、朝の支度時間を短縮出来ますよね。
まぁ、プライバシーへの懸念や、設定の煩雑さがネックになる場合もありますが…。
一人で使うにはタイパ(タイムパフォーマンス)が良くなりますよね。
ⅱ)健康管理
AIは、健康を維持するためのアドバイザーとしても機能します。
最近ではApple Watchも大分普及され、気軽に脈拍や心電図モニターも出来るようになっていますよね。
それ以外にも、フィットネスアプリ(例: MyFitnessPal)で、食事や運動データを入力すると、AIがカロリー管理や栄養バランスのアドバイスを提供してくれます。
これにより、健康目標の達成が簡単になり、データに基づく正確な指導が受けられるようになっています。
上手に使えば、RIZ◯P要らなくなりますね。
(まぁ、人間の習性考えたら絶対なくならないと思いますが…)
2. ビジネスにおけるAIの活用
ここから先は
¥ 1,000
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?