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講演会準備

新型コロナの影響で春先から講演や研修キャンセルが続きましたが、幸いなことに夏から秋にかけて講演や研修の依頼が増えてきました。

主催者側もコロナ以前のやり方を見直し、参加者が濃厚接触にならないようオンライン配信も併用したいという要望もあり、事前準備だけでなく当日の運営も意識した構成と内容に変えていくことが必要になっています。

主催者だけでなく、講師側も初の取り組みのことが多く、お互いに手探りで進めていくのですが、新しいことに挑戦するにはよい機会です。何かあってもお互いに初の取り組みとして今後に活かせるという点がプラスになるでしょう。

新型コロナ発生による外出自粛後、初となるのは県立高校での情報モラル講演会です。

学校として教室へのオンライン配信併用での講演会開催は初という初物尽くしでの開催ですが、一時期とは違い学校のネットワーク環境は整備され、学校側も詳しい人が増えており、最近の配信システムは設定や接続が容易にできますから、仕組み面は心配はしていません。

心配なのは自分がどこまでオンライン配信に対応して参加者のためになる講演にできるかということです。

対面の講演会と違い、目の前の反応を感覚や空気で感じるということはできないため、構成や進行シナリオも全く変わります。また、トラブル時は一切のコミュニケーションが断たれてフォローができません。最悪、映像不調で校内放送で代替え実施する場合も最低限の中身が伝えられるよう、事前の配布資料への工夫も必要です。会場での対面ならその場でなんとか対応できるのですが、オンラインならではのフォロー対応が必要になります。

システムトラブル発生も想定したシナリオや各セッションの時間配分も複数想定するという意味では、対面型と違う新たな手間の掛かる要素もありますが、様々なオンラインセミナーや研修、会議に参加して得たトラブル対応を生かしていくことができそうです。

何事も経験してみて初めてわかることが多いものです。そういう経験する機会に恵まれていることは感謝しつつ、準備を進めていきたいと思います。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com