宇宙童話 双子星からきた少年 Ⅷ
★◯たましいの成長◯★
地球に長く転生していると、時々大切なことを忘れたままのたましいがいるという話を聞いたことがあるんだ。
《それぞれのたましいの成長を支え合う》ということ。
あまりにちがう存在として、ちがうエネルギーに慣れてしまったから、もともとはひとつのところからきていることを忘れてしまうたましいがいるみたいなんだ。
あの人は自分とちがう……
という感覚が強くなると、なにが起きると思う?
どんどんたましいの感覚が鈍くなってしまうんだ。
もっと簡単に言ったら、愛のエネルギーから遠ざかってしまうということ。
《創造》の話を覚えている?
何のエネルギーで《創造》するんだっけ?
そう、よく覚えていてくれたね。嬉しい!!
愛のエネルギーだよね。
その愛のエネルギーから遠ざかってしまう。
その状態で《創造》したものはどうなるのかな?
ちょっとイメージしてみて。
むずかしいかな?
ゆっくり感じていっていいんだよ。
《育みの時間》《慈しみの時間》はたっぷりあっていいんだ。
そう、そうだよね。
宇宙のバランスをくずしてしまう《創造》となってしまうんだ。
地球でそれぞれちがう学びができることは素晴らしいことなんだ。それが地球の特徴だから。
でも、合図が鳴ったんだ。
もう、思い出すときにきたよって。
◇たましい同士は、ちがうものではなくて、つながり合うものだということ
◇自分の経験はだれかの経験になり、お互いの学びになること
◇お互いのたましいの成長になること
◇それは愛のエネルギーの使い手になるためにとても必要な学びであること
そして、
◇いつかたましいの存在として肉体をもたなくなったときに、自分のたましいが生きる世界そのものが、肉体にいるときに作られていくということ
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★◯宇宙への影響◯★
覚えていてもいなくても、君たちが《創造》したものは宇宙になんらかの影響を与えている。
そして、君たちは覚えていなくてもわかるはず。
自分が《創造》したものがどんな影響を与えているのかを。
どうしてわかるかって?
今、君はどんな気持ちで生きている?
毎日、どんなことをイメージしている?
心はどんな色をしているのかな?
毎日笑っている?
美しいと感じる瞬間が毎日ある?
このすべてが地球で創造するときの《創造の種》だよ。
その種から何が生まれるのかな?
それが宇宙で育つんだよ。
いろいろな星で。君たちが想像しないくらい広い広い宇宙の中でね。
地球で肉体を持っているときに《創造》したものは、物ばかりではないよ。
感情も態度も言葉も、君たちから表現されるものすべて。
それが宇宙を作っているんだ。
《たましいの世界を創造している》
君はどんな世界で生きたいかな?
そこでは、どんな生命がいるだろう?
どんなものを食べている?
景色は?
気温は?
どんな方法で、どんな会話をしている?
君はそこで楽しく過ごしているのかな?
さぁ、ゆっくり《想像》してみて。
地球ではその時間はたっぷりある。
そこから《創造》される世界。それが君の宇宙。
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★◯地球の景色◯★
地球はなんでこんなきれいな景色がいっぱいあるか知ってる?
君たちがどんなにたましいの記憶から離れてしまっても、必ず思い出せるように、君たちがきた星々やたましいの故郷の景色を映し出してくれているんだよ。
だからね、君たちはちゃんと思い出せる。
そう、肉体にいる間にね。
そのために僕はこの双子星の地球にきたんだ。
愛のエネルギーの使い手として。
君たちに愛のエネルギーを感じてほしくてね。
もう一度言うよ。
よく聞いてね。
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肉体で《想像》したことは宇宙を《創造》する種となり、広い広い宇宙にその世界が広がる。
そして、君が肉体を離れたとき、たましいとなったときにいく世界は、肉体にいたときに《想像=創造》した世界。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
もう一度聞くよ。
君はどんな世界で過ごしたい?