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誰もが生きやすい環境とは
佐々木典士さんが、シャルジャ(アラブ首長国連邦を構成する主張国のひとつ)で開催されていた『シャルジャ国際ブックフェア』に参加された時の様子をブログに書かれていました。
とても興味深い内容だったので、是非いろいろな人に読んでもらえたらと思いました。
とにかく規模の大きなイベントで、首長が読書文化を育てるために、日本を名誉ゲストにしていたそう。
ゲストは桜庭一樹さん、中島京子さん、中村文則さん、西加奈子さん、湊かなえさんなど、なんでぼく呼ばれたん? と思いましたよね。ぼくなんかに、ビジネスクラスを用意してくれたり、空港からの送迎もレクサスで送ってくれて、どんな予算だよと思っていたがゲストの顔ぶれを見て少し納得した。
ホテルも豪華でプライベートビーチ付きだったそうですが、現地滞在期間中には、佐々木さんや他のゲストの方も、たくさんのトラブルがあったそう。
でも、苦労はあったけど嫌な気持ちはしないと書かれていました。
労力を運営スタッフだけに過度に分担させず、ゲストも含めてそれぞれが請け負っている。それが心地よい。働いている人で疲れ切っている人が見当たらない。
そう、日本ではなかなかつくるのが難しい空間なんだろうなあと私も想像してみました。
仕事をしていると、これ意味あるのかなあっていう業務はほんとうにたくさんあるし、サービスを受ける側にいても、提供する側にいても、ここまでしなくてもいいんじゃないかなあと思うことも、ほんとうにたくさんあります。
包装が丁寧すぎるとか、場所によっては無駄に24時間営業している店とか、あと配送の時間指定なんかもすごく気になっているところです。
と思ったらそういう記事はたくさんありますね、やはり。
でも最近は、セルフのガソリンスタンドも増えてきたし、無人のキヨスクなんかも徐々に導入されてくるのかもしれません。
最近どこへ行っても人手不足という話を聞きますが、これはもちろん少子化などで、働き手が減少していることもあります。それに加えて、今までの過剰なサービスと給与が見合っていないという現代人の意思表示のような気もしています。見合っていない度合いが高いところから経営困難になっていくのでしょう。
こう考えると、日本人が今まで抱えてきた我慢(人によっては当然の仕事やサービス)も、形を変えていく過渡期にあるのかもしれません。
より生きやすい社会になることを願って、いろいろな人の話を聴いたり、やっぱり海外にも行ってみなければなあと思います。
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