ただ好きなことを続けること
先月末に、甲府にあるJewels & Thingsの店主、沼崎真白さんにインタビューをさせていただいたきました。
初めてこの店を訪れたのは、たしか2016年の年が明けた頃。この年3月に、山梨に帰ってきて初めてイベントをやったのだけれど、そのチラシを置いてもらうところを探して甲府の街を歩いていた時です。
このお店の前をふと通りかかったときに、お願いしてみようと思って入ってみたのです。
外観がおしゃれ、かつカジュアルで入りやすく、なんかお兄さんが優しそうだなあと思って。(以下は最近の写真ですが。)
当時は夕暮れ時でしたが、暗くなると照明がよりオシャレです。
実際、ましろさんはとても優しくて、快くチラシを置かせてくださいました。
普段通っているお店ではなかったので、いきなり失礼かなあとも思いましたが(そう思われることもあるし、初めてのお店では、飲食をしたり何か買ったりしたほうがよいかなあと思います。と、bar bossaの林伸次さんも言っていました。)、あとから、クリエイターやミュージシャンなど、いろいろな人を応援している人なんだなあと知りました。
そういう雰囲気が外観に現れていたから、入ろうと思ったんですよね。
入口にいろいろなチラシが置いてあるのが見えた、というのもありますが、まず色が明るい。そして、普通同じ空間に同居してないものが入り混じっているんだけど不思議に調和していて、それが開かれている感じがしたんですよね。
それからは、甲府の中心街に来たら必ず立ち寄るようになりました。(同じ通りにあるガレット屋さんにもよく行きます。)
「ここでいろんな人と出会えて僕の(私の)人生変わりました!」って言ってくれる子なんかもいて、それは素直に嬉しいしありがたいのだけれど、自分がやっていることは、飽くまで僕自身の表現の一環でしかないと思っていて。
この店でいろんなものをコラボレートしてるのは、誰かのために何かをしようっていうよりは、僕も一緒に楽しみたいし、一緒にこの空間を作ろうよっていう感じ。
ましろさんはこんなふうに言っていて、やっぱり自分で自分が好きなことを表現していると、自然と気の合う人たちが集まってくるんだなあと。
それは、「人の助けになりたい!」という趣旨で始めたわけじゃなく、ただ好きなことをやっていたら、結果として誰かの助けになってた?かもね。というスタンス、やっぱり最高だなあと思います。
職種とか全然違っても、同じことを言っている人たくさんいるんですよね。
ただ自分が好きなことをやる。誰かのためじゃなく自分のためにやる。でもそうやって、人生を楽しく生きている人は、意図しなくても誰かを幸せにしているんですよね。
いろんな人に、会えば会うほど、こう思うことが多い最近です。