苦手を諦め得意を伸ばす

勝間和代さんが、苦手を克服するより、断然得意なことを伸ばすべきと言っているインタビューと動画を見ました。

圧倒的キャリアを誇る勝間和代が「社会人にもなって、努力や成長なんて必要ない」と語るワケ｜新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。

これは自分もずっと持っているテーマなのですが、「得意なことに集中する」ということは、ぼんやり思っていてもだめだなと思いました。徹底的にやらないと結局何も変わらない。

勝間和代さんが何年も前からすすめていたストレングスファインダー診断(アメリカのギャラップ社が開発した、人の「強みの元=才能」を見つけるツール)は、自分もたぶん3年くらい前にやっているんですよね。

当時は「なんとなく納得するな～」と思って、結局何にも生かしていませんでした。

勝間さんの動画を見て、久しぶりにその存在を思い出しました。もったいなかったなと思って、しかも自分の診断結果も忘れてしまっていたのですが、ストレングスファインダーのサイトに行ってみたらログインができて、ちゃんと記録も残っていました。(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』という本を買うとアクセスコードが付いていて、ストレングスファインダーのサイトでコードを入力すると自分だけの診断ができます。)ちなみに私の結果はこんな感じでした。(サイトではそれぞれの資質について更に詳しいレポートを読むことができます。)

1~4は、ざっくりまとめると、論理的に考えるのが好きで、新しいアイディアを考えるのが好きということに通じていると思います。

5のコミュニケーションってやる前から絶対入っているだろうなと思っていました、そういえば。これはわかる。

そして逆に、自分が苦手なことも改めて考えてみます。

私、数を数えるのって苦手なんですよね。「このプリント300枚あるか正確に数えて」みたいな仕事だめなんですね。前職で棚卸の時に細かいアイテム何百個とかを正確に数えるのとかほんとうにだめでした。あと、視界の範囲に必要なものがあるのに見つけられないということも、すごくよくあります。

文字で言えば文章の校正とか最も向いていないと思っています。ネットを見ていても空目ってすごく多いんですよね。私は文字を、その形のイメージで捉えているんだなと思いました。これはもうすっぱり諦めていて、重要な場面では得意な人を頼りたいと思っています。絵の「間違え探し」とかもすごく苦手。

あとは、口頭でお願いされたことは30秒くらいで忘れます。これはもう言われた瞬間にメモをとる、しかもメモしたことも忘れるので手の甲にボールペンで書く癖をつけたいと思ってずっとやっていますが、1/2くらいの確率で、「自分が忘れやすい人間であること」を忘れ、手に書くことも忘れます。

ここ2年くらいは、LINEの「リマインくん」というアカウントと友達になってメッセージを送ると指定した時間にお知らせしてくれるので、これもけっこう使います。スマートスピーカーにも同じような機能があるのですが、基本何かをお願いされることは自分の部屋以外で起こるので、スマートスピーカーは備忘録としては意外に使っていないなと思いました。

あと、めちゃくちゃ方向音痴なのに、自分が方向音痴なことを忘れます。常に方向音痴であることの準備をしておけばいいのに、３回に1回くらいは「まあ大丈夫だろう」と思ってしまいます。スマホには随分助けられていますが、正直スマホがあっても迷ったりします。なぜかはうまく説明できません。

総合的に一番だめなのは、自分が致命的に不得意なことがあるのに、自分を買いかぶってしまうことだと思います。できないことを今こうやって落ち着いて振り返ることはできるのですが、いざ自分が不得意なことに直面すると、なぜか「今日は大丈夫だろう」と思ってしまうんですよね。

でも、それも半分諦めようかと思いました。会社も辞めたし、そんなに人に迷惑をかけることもないので。(いや、昨日何度か行ったことのある友人の家に行こうとして、その近所で右往左往して何度も電話したりしていたけど。でもまあ決して許されない致命的ミスってことでもないだろう。ごめんだけど。)でも、現代社会のツールに最大限頼って、なるべく自分が困らない仕組みだけは作りたいなと思いますが。

今３年ぶりにストレングスファインダー診断の結果を見て思い出したのは、「だからどうしたらいいんだ？」ってことでした。だから「ふーん」って思って特になにもしていなかったんですよね。

そして、書かれていることって、まあ今もやっていることで、方向は間違っていないけど方法はいまいちなんだなという気持ちってあまり変わっていないことが分かりました。

いやでも、3年間のトライ&エラーはいろいろあるはず。

苦手なことはツールでどうにか補って、半分諦めて、やりたいことだけに集中して、もっと磨きをかけようと思いました。とりあえず思いついたことを毎日何でも発信していこう。マガジンの感想をいくつかいただいて、最近ちょっと方向が見えてきました。ではまた。

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