見出し画像

やっぱり傾聴って大事なんだよなーって思った話


仕事中でも家庭でも、誰かを前にして大丈夫かなー?って気になって「どうかした?」って声を掛けることありますよね。
かるーい気持ちで声掛けしたら、思いのほか深刻な話題でこちらも一緒に考えることになる、、、みたいなことを経験したことありませんか。
そんな時に、話を聞きながら私が頭の中で思い浮かべるのは「傾聴の姿勢」です。

傾聴=「よく聴く」こと

よく聴くとは、だらだらと一方的に聞くことでもなく、出てきた言葉そのままのとおりに聞くのでもありません。ましてや、よかれと思って自分の知っていることを言って聞かせることでもありません。
何が言いたいのかなーと積極的に感じ取れるよう、目の前の人に集中することを大切にしています。

「よく聴く」ための基本的態度

キャリアコンサルティングをするときには、相談者に対し、受容的・共感的で、かつ誠実な態度で接することは必須。
私の場合は、ロジャース先生の理論を頭にほわわーんて思い浮かべつつ、「真剣に相手の話を聞く」、「相手の感情や意図を理解しようとする」「共感を示す」「適切なフィードバックを返す」ことができるように頭をフル回転しているように思います。

①受容的態度
相手をかけがえのない独自の存在として尊重する態度が必要。
②共感的理解
相談者の主観的な見方、感じ方、考え方を相談者のように見たり、感じたり、考えたりすること。
③自己一致
心理的に安定しており、ありのままの自分であることを肯定的に受け入れていること。

キャリアコンサルタント・人事パーソンのためのキャリアコンサルティング

とはいっても傾聴はあくまで手段

傾聴は、言葉以上の意味を伝えるコミュニケーションの手段です。基本的姿勢を意識して、相手の言葉の背後にある思いや気持ちを冷静に、相手を尊重する姿勢があれば、より深いコミュニケーションを築くことができます。

また、傾聴は相手だけでなく、自分自身の成長にも繋がります。対話をとおして、新たな視点や知識を得ることもできるし、自分の中にある無意識の偏見を排除し、客観的に受け止める力を養うことで、より柔軟な考え方や洞察力を身につけることができます。

そしたら傾聴の目的は?

シンプルにいうと、日常生活や仕事、人間関係に関して、傾聴を心掛けることで、より充実した豊かな人間関係を育むことです。
ただ聞くのではなく、相手に対して共感し、理解する姿勢を持つことで、良好な人間関係を見据えて、より深いコミュニケーションを実現するためにも傾聴は貴重な手段となります。

今日のまとめ

■傾聴の基本的態度
・受容的態度
・共感的理解
・自己一致

傾聴は、ただ聞くだけでなく、相手の言葉に心を込めて向き合うこと。
より充実した豊かな人間関係を育むための手段である。
相手を大切にし、心を込めて向き合うことで、豊かな人間関係を見据え、共に前を向くことができる。

忙しい現代社会で、コミュニケーションが希薄になりがちだけど、だからこそ傾聴の力は大切な価値があると思っています。
感情を置いてきぼりにしがちなビジネスの場や日常のコミュニケーションにおいても、より豊かな人間関係を築くために欠かせない要素です。

いいなと思ったら応援しよう!