healthy note

生涯の健康的な体づくりに関わりたい 健康と美容、予防について考える 気になった論文のま…

healthy note

生涯の健康的な体づくりに関わりたい 健康と美容、予防について考える 気になった論文のまとめなど 1児の母 理学療法士/産前産後/アスリートサポート/ウィメンズヘルス/ピラティス

最近の記事

ママアスリート

パリオリンピック、パラリンピックでは、 妊娠中の選手や、ママスリートたちの出場も話題になっていました。 出産をした身からすると、本当にすごいことだし、かっこいいなぁと思います。 日本ではまだまだアスリートの産後復帰は 珍しいことのように取り扱われています。 コメント欄をみても賛否両論あったのですが、 「スポーツを続けたいなら時期を考えないと」とか 「まだ出産して子供も小さいのに・・」と否定的なものが 多かったのがとても残念に感じました。 誰よりも本人が悩みぬいて、リスク管

    • 妊娠中の体の変化と運動~自宅編~

      妊娠当時、自分の体の状態に合わせて 家でできることを自分なりに色々試していました。 体のちょっとした変化やその時行っていたことを 記録していたので、ありのままにまとめていこうと思います。 妊娠3ヶ月 特に体の変化なし。ありがたいことにつわりも全くなかった。 ・肩周りのストレッチ(まだ安定期に入っておらず、どれくらい動いていいか分からなかったのでこれくらいにしていた気がする) 妊娠4ヶ月 胸がはってきた。ズボンは締まるけどきつい。 お腹が出てきて息を吐ききれない、腹横

      • 妊娠中の運動 ~ピラティス編~

        妊娠中、パーソナルピラティスを受けていたので振り返っていこうと思います。 どれくらいの期間・ペースで行っていたか元々妊娠する前にマット・マシンを何度か受けていました。 初めての妊娠で不安もあったため、妊娠が分かった時に一度やめ、 安定期に入り産院から許可をもらってから プライベートマシンピラティスを再開 私の場合妊娠3ヶ月の終わり頃16週から妊娠8ヶ月の35週まで 大体1,2週間に1回のペースで通っていました。 よかったこと体の不調がほとんどなかった 色々な要因もあると

        • 妊娠中の運動 何に気を付けて、どれくらい?安全ガイド

          妊娠がわかった時、 まず疑問に思ったのがどれくらい運動していいの?でした。 社会人になってから、仕事終わりにはよく走っていて、寝る前にはストレッチと筋トレの流れが習慣に 結婚してからは夫の影響でゴルフを始め、妊娠がわかった時はすっかりはまっていた時期でした。 体を動かさないと気持ち悪いくらい運動が習慣になっていたのでそれを突然やめることは自分にとって不自然なことだったのです。 でも、やはり運動することに対する不安もありました。 妊娠の経過が順調で、医師から許可をもらい

        ママアスリート

          体型を変えるには~数字よりも大事なこと~

          「ダイエット」は普遍的にいつの時代にも キャッチーなワードとして話題に上がるものです。 ですが、ダイエットは何のためにするのでしょうか? きっと見た目を変えたい、美しくなりたい、という思いからだと思います。 痩せたい!だけで言えば体重を落とすことで目標を達成できますが じゃあ、体重が減れば理想的な体型になれるのか?というと それはまた違うのではないかと考えています。 (ある程度の数字も大事ですが…. ) 産後の体私は、出産後食欲が減ってしまい、3ヶ月で-12kg 元の体

          体型を変えるには~数字よりも大事なこと~

          運動が産後うつの予防になる?

          産後の心の状態出産すると、急激な体の変化が起き、それは心の変化ももたらします。 産後3日には70~80%が「産後ブルー」と呼ばれる 一過性のうつ状態に陥るとのデータもあります。 一方、産後うつは10~15%にみられ 気分の落ち込みや睡眠障害などがみられ症状は2週間以上持続します。 10%といえば10人に1人 誰もがなりうるものでもあるのです。 産後うつへの運動効果産後の女性を運動している群と運動していない群に分け、産後前期と6ヶ月後のエジンバラ産後うつ評価質問票(EPS

          運動が産後うつの予防になる?

          姿勢と骨盤底筋

          姿勢を整えることが骨盤底筋の機能改善にも繋がる?! 病院勤務時代のエピソード 病院で働いているとき、高齢者で尿漏れがある方や、運動器疾患だけど排尿障害がある方もいました。 その時の私は尿漏れ=骨盤底筋トレーニングと 漠然としたイメージしかなく、 またトレーニングしようにも指示の仕方が難しい、 簡単に触れられる場所でないためちゃんと出来ているのか確認するのが難しいと感じていました。 ですが、姿勢と骨盤底筋の関係を知ったことで、もっと違う方法でアプローチする事もできたのか

          姿勢と骨盤底筋

          骨盤底筋エクササイズに有効な呼吸法とは

          骨盤底筋は呼吸と連動していることは周知の事実で、産後すぐからもできるエクササイズとしてよく用いられると思います。 ただ、骨盤底筋は可視可できず、また、地味なトレーニングでもあるため、指導するのが難しいなあと感じていました。 そこで、どんな呼吸方法が骨盤底筋エクササイズに効果的なのだろうというということで、今回は様々な呼吸方法の際の骨盤底筋、腹横筋、腹直筋の筋電図をみた研究をまとめようと思います。 ①Ha(はー) vs Hu(ふー)呼吸のエクササイズで息を吐くとき、 「は

          骨盤底筋エクササイズに有効な呼吸法とは

          数字でみる妊娠中のマイナートラブル

          困ってるのはあなただけじゃない妊娠して、何だか体のあちこちが痛いぞ、頻尿や便秘に悩まされる、 そんなことはありませんか? 実は、それらマイナートラブルは妊娠中の多くの人が訴えています。 妊娠中のマイナートラブル 医療機関に通院中の623名の妊婦に行った質問紙調査の結果, 訴えの多いものをみると 腹部の締め付け感、頻尿、倦怠感は9割 便秘、胃の圧迫感、イライラ感、ぐっすり眠れない 8割 肩こり、骨盤・腰背部痛は7割 と、妊婦は何かしらの不快症状を抱えて生活していることが考え

          数字でみる妊娠中のマイナートラブル

          変化が大きいからこそ。女性のライフステージに寄り添ったケアを提供したい

          前回、予防を広めたい!というnoteを書きましたが、今回は特に女性にフォーカスしていきたいと思います。 女性のライフステージの特徴と健康問題女性特有の健康問題が生じる時期が大きく3つあります。 思春期、成熟期、更年期・老年期です。 思春期には月経が始まり、 成熟期は、妊娠・出産が大きな変化となります。 更年期・老年期には閉経時期となり、更年期障害や骨粗鬆症などの健康問題が起こるといわれています。 短期的な変化 短期的な変化をみると、月経周期に合わせておこるものがあげられ

          変化が大きいからこそ。女性のライフステージに寄り添ったケアを提供したい

          体が資本 予防について考える

          「体が資本」 何をするにも元気な体があってこそという意味。 そんなのわざわざ言わなくても分かってるよ、と言われそうですが 当たり前すぎて普段意識していないのではないでしょうか。 予防を考えるきっかけ患者さんとの出会い 整形外科の病院に勤務していたのですが、病院で出会う患者さんたちは入院や手術が必要な状態になってから出会っていました。 出来ていたことが出来なくなる、痛みで日常生活が送れなくなる そんな状態です。 リハビリをしたり、話を聞いていると、関節や、特定の筋肉にスト

          体が資本 予防について考える