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料理はわたしの"言語変換ツール"


『人は言葉のかわりに
何かに変換して想いを伝える』

感謝の気持ちをお花だったり、お菓子だったり、相手を想い選んだギフトだったり。
人が贈り物をするとき、そこには想いが込められていると思う。時には、言葉で伝えるよりもその気持ちは相手に深く強く伝わったりする。そして受け取る側もその託された想いの真意や意図を感じ取る力がある。

ありがとう、ごめんね、ゆっくりしてね。。わたしにとって料理とは、そんな『自分の心の内』を伝えるツールの一つ。本人にちゃんと言葉で伝える方がきっといい。そう思う。だけど、言語にするには難しい時がある。『気持ち』を言葉よりももっと違う形で伝えたい時がある。だから人は"ギフト"したくなるんだと思う。わたしは料理をする時食べてくれる誰かや背景を考える。想像する。それが不特定多数の場合であっても、食べてくれるであろう"あなた"に向けて作ってます。もし、会話をして、わたしなりの解釈で受け取る何かがあれば、その何かを料理としてギフトしたいと思ってます。もちろん、言葉もできる限り添えて。
きっと多くの人が、家族のために、大切な誰かのために、大切な自分のために。『今日は体調悪いから消化が良さそうなものにしようかな』とか『あー、今日はもうめちゃくちゃ頑張ったから甘いもの食べまくるよー』とか。何かしら自分や誰かの気持ちを汲んで体に取り入れるものを選んでるんじゃないかな。
わたしの場合、その無意識に流れて行きがちな感情に結構意識を向けがちで。特別なことじゃなくて、自分の思考の癖というか傾向だと思ってる。料理。って、工程が様々で手間をかけることもサクッと作ることも可能で、どうゆう工程だろうともその人にとって【最高!】ってなれるのが料理のいいところだと思う。だから、誰にも正解を決めることができない"料理"がずっと好きなんだと思う。

お腹すいたー。の一言に
握り飯ひとつで感動を与えられる。

風邪ひいちゃった。の一言に
お粥で優しさを伝えられる。

料理に気持ち乗せるとき
味覚より先に心に届く何かがある。

毎日の暮らしの中に、当たり前になってしまっている風景の中に、料理を通じてそんな心動くシーンがきっとある。

shironeriや私が料理を通じて行う何かで、『ご飯を食べる』というシーンに優しさや喜びが生まれたらうれしい。そんな気持ちでこれからもご飯を届け続けたいな。

#shironeriのごはん
#料理は言語

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