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「瑠璃の宝石」を読んだ中二女子の感想

鉱物学シリーズ、記念すべき第五弾はこちら渋谷圭一郎さん作、「瑠璃の宝石」です!

この本、マンガなのですが侮る勿れ。

鉱物採集のコツと、その理由。

それから鉱物学の意義、楽しさまでもがとってもわかりやすく描かれているんです。

専門書を読むのが難しい初心者には、正直こちらの方が勉強になるのではないかと本気で思いました。

水晶欲しさに山へ向かった主人公、ルリちゃん。

とはいえ、なかなか水晶は見つかりません。

そこで出会った大学院生のナギさんに水晶のある場所へ連れていってもらい・・・。

という。

何とも幸運なエピソードから始まるこの物語。

やっぱり明るい女の子は色々引き寄せてるんですかね。

羨ましいです。

いや、しかし。

ガーネットってそんなに採れるものなんですか?

ガーネットが集まりやすい場所、「石は動く」というナギさんの言葉の意味はバッチリ分かったのですが。

ん~。

やっぱり鉱物採集に行くならそういう、有名な場所に行くべきなんですかね?

交通費かけたくないから「近所の山」じゃダメなのかなぁ。

ルリちゃんはつくづく、運がいいですね。

高校生みたいなので、私も高校生になったら自分の好きなところに行けるようになるでしょうか。

初めは懐が潤うからと金を狙っていたルリちゃんが、金自体(鉱物、かな?)に興味を持つようになっていく変化も見どころで、鉱物に興味がなくて、マンガとして読んでもとっても面白いと思います。

ナギさんへの言葉遣いの変化も面白いです。

鉱物の勉強にももちろんなるのですが、この本を読むときにはぜひ、その辺りの点も楽しんでみてください。


そして毎回お馴染み、コラムの感想コーナー!

お馴染みと言ってもコーナーにしたのは初めてですが(笑)

前回までの記事を読み返していると私、コラムの感想をほぼ毎回書いていることに気が付きまして。

実用本とか参考書って結局、コラムの内容を一番覚えていたりするんですよね。

それならもういっそ、コーナーにしちゃいます!

「瑠璃の宝石」のコラムは「凪の小憩」という名前です。

「凪の小憩」では、鉱物の基本的な知識や、専門書には大きくは載っていない豆知識。

クスッと笑える登場人物のウラ話などをナギさんが説明してくれています。

本編に出てきた鉱物の豆知識だったりが書いてあるので興味を持って読むことができました。

特に面白かったのはvol.2の紙やすりの研磨剤の話。

身の回りの鉱物の多さを再認識しました。

って、これも何回も言ってますね。

新しいことを知るたびにそう思うんだから仕方ないんです。

身の回りの鉱物、皆さんもぜひ確かめてみてください。





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