スター☆トゥインクルプリキュアを語りたい㉗
第27回
チャオ、わじゅもです。
先日渋谷スカイという場所に行ってきました。夜景を見たのですが、すっごっく綺麗で癒されました。でも、下を見るのに夢中でちょっとも星空を見なかったのはもったいなかったですね。
おすすめですので、是非行ってみてください。
(↑前回のnote)
ここまで続いてきたTI編もいよいよスターの番となりました。やはり主役は最後にやってくるわけです。
語っていきましょう。今回もどうぞよろしくお願いします。
TI編 ⑤スター 前編
Grow up 星奈
他4人が着々とTI覚醒する中で、唯一覚醒していないひかる。ですが、それ以上にひかるが悩んでいたのは、他4人と仲良くなるにつれて自分が変わっていったことです。
遼じいも言っていたように、ひかるはもともと”人は人 自分は自分”というスタイルを貫いてきました。そのひかるが自分以外が気になっていることは大きな変化なのです。
ひとりTIが覚醒していないが故の自己分析として4人が気になっているのかもしれませんが、同時に出会った時から変化している現在のみんなの様子が気になるのだと思います。
ただ、変わっているのはひかるも同じなのです。
「ララたちが、みんながとっても気になるの」
ひかるのこのセリフに1年の成長が出ているように感じませんか?
先ほども触れたように、ひかるはもともと他人に興味を持たない子だったのです。そのひかるが宇宙の旅を通して他人の心に触れてみようとしたのは大きな一歩なのです。
青年期という心が敏感になる時期にプリキュアとして戦っていただけに、良くも悪くもひかるの心が動かされることが多かったのでしょう。
それこそララが宇宙人バレした時も、クラスメイトを説得するだけでなくララの心を守りに走ったわけです。ララたちと出会って本当にひかるは大きくなりましたよね。
星の輝き
悩むひかるが立ち寄った天文台で出たデネブの話。
ここで星座の話はなんともキラやばですね。
はくちょう座のデネブは作中でも紹介されていた通り、八千年後は北極星になる星とされています。(今の北極星はこぐま座のポラリス、二千年後はケフェウス座のエライという星になるそうです。)同じ星であっても時間経過で周囲の環境が変化することで、見え方が変わってくるわけです。
今回の話のきっかけのひとつが人間関係の変化。前ブロックで書いたように、ひかるだけでなく他4人も大きく変わり、関係性も少しずつ変化したことにひかるが気付いたことが始まりです。
「取り残されて焦ったり、なんだかおかしい?」
(この発言を聞く限り、本当にひかるはこれまで他人と積極的にかかわっていく子じゃなかったんですね)
そんな時に手を差し伸べてくれる大人がひかるの周りにいたことってすごく大きいですよね。
はくちょう座の話に合わせて遼じいがひかるにアドバイスをしていたのがすごくいいなと思いました。遼じいも春吉さんと陽子さん(ひかるのおじいちゃんおばあちゃん)との関係性の変化に感じるものがあったようですからね。
「時の移ろいと共に変わる」という遼じいの言葉には、沢山の想いが込められているように感じました。
描かれていないだけで遼太郎・春吉・陽子の3人の関係性の変化に、遼じいは他ふたり以上に気を使ったのではないでしょうか。恋人として大人になっていった春吉と陽子の様子を見て、何も思わなかったことはないでしょう。
そうでなくても何かをきっかけに関係性が崩れてしまうかもしれませんからね。(ヒープリでそんな話ありましたね)
実際のところ、3人の関係性が悪化したわけでもないようですし、幼いときからひかるの面倒をみているわけですから、関係性は良好なのでしょう。
”デネブは変わらず輝き続けている”ということと同じように、3人の関係性は変わりつつも友情は変わらずそこにあるというわけですね。
(次回に続く)
キラやば~っ☆
わじゅも