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スター☆トゥインクルプリキュアを語りたい㉔

第24回

いかがお過ごしでしょうか、わじゅもです。

最近卒論やnoteを書いては塾講のバイトにいってを繰り返すという日々が続いています。とりあえず何かしらで頭を使ってるので糖分を常に欲していますね。

部活も引退したので太らないようにしないとなので、ランニングも再開しました。地味にいい気分転換になってますね。

(↑前回のnote)

さて、ソレイユ編の続きです。

今回も楽しんでいただけると嬉しいです。

TI編 ④ソレイユ 乙編

テンジョウのコンプレックス

ソレイユ編の重要登場人物であるテンジョウ
彼女の原動力となるのがコンプレックスです。

自分自身を受け入れられない嫌悪感や、誰かと比べて自分が劣っていると感じる劣等感。それらの複合感情であるコンプレックス。

誰もが抱く感情ではありますが、他の誰よりもテンジョウは繊細なだけに多くを考えてしまうのでしょう。

第43話は相当苦痛を強いられたはずです。

自身のトラウマである”笑顔”について鬱陶しく説明してくるソレイユへの苛立ち、消したいほど辛い故郷での戦いというもどかしさ、グーテン星の人々の顔を見てフラッシュバックする過去・・・

グーテン星人の住人は各々プライドが高いと紹介されていましたが、例に漏れずテンジョウもプライドが高いわけです。

だからこそ、笑顔を振りまくだけでなく絵空事を話し続けるソレイユが許せないのです。

さらに言うと第39話。

テンジョウが観星中に潜入した際に、えれなさんの周りを多くの生徒が取り囲むシーンで、テンジョウがムッとしているわけです。

あと一歩でフワに接触できなかった悔しさもあるのかもしれませんが、それ以上に周囲に慕われているえれなさんと自分を比較して苛立ってしまったのかなとも思います。

要するに、テンジョウにとっては”天宮えれな/キュアソレイユ”という存在自体がコンプレックスなのです。


天宮えれなのコンプレックス

コンプレックスはえれなさんにもあるわけで。

作中では幼少期に周囲と感じた違和感が主に描かれていますが、TI編では前に進むまどかさんたちと止まったままの自分の差に落ち込むわけです。

さらに言えば、ドーナツを3つ食べるという選択をしたひかる、ユニに小馬鹿にされてもスタードーナツの美味しさを広めたいと意気込むプルンスの姿に、進路を決めきれない自分との違いを感じていたわけです。

えれなさんにとって他人と自分の差というのは悪く映るようで、それが些細なことであっても「私とは違う」とネガティブに捉えてしまうようですね。

これが、ここまできて初めて明かされる観星中の太陽の”陰り”なのです。

この陰りを克服するか否かが、TIが覚醒するか否かの分かれ目だったということと私は考えています。

証拠として、第42話の戦闘シーンで大好きな母が歪んだイマジネーションの餌食となったにも関わらず、テンジョウの言葉に反対もできないため陰りを持ったまま戦うわけです。

だからTIが覚醒しないんですね~。


制作陣の意図?

ここでうまいなと思ったのが、第42話でソレイユを覚醒させないということです。

他4人が覚醒に要するのは1話にも関わらず、ひとりで3話使うというのはなかなか贅沢だと思いませんか。コスモ→ミルキー→セレーネと1話できてたらソレイユも1話でまとめたくなります。

それをコ→ソ①→ミ→セ→ソ②→ソ③→・・・と間に他のメンバーも挟みつつ描いていったのは、すごい采配だなと思っています。

また、変身直前のカットインでえれなさんだけ真っ黒な画面になっていたり、42話の最後のシーンでひかるたちに笑顔を見せず、家に入る前に否定したかったはずの笑顔の仮面をつけてから帰宅するシーンがありました。

えれなさん/ソレイユの陰りがなんとも丁寧に描かれているなと感じました。


さて、ここまでえれなさんとテンジョウの陰りについて語ってきましたが、その陰りを照らす光とは何か。

そう、笑顔です。

(次回に続く)


キラやば~っ☆

わじゅも

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