スター☆トゥインクルプリキュアを語りたい㉞
第34回(最終回)
こんにちは、わじゅもです。
2022年も残すところ1か月となりました。みなさんやり残したことはないですか?
私はとりあえず卒論第一稿を書き上げて、なんなら完成させて新年を迎えたいなと思っています。
(↑前回のnote)
約1か月半もの間スター☆トゥインクルプリキュアを語ってきましたが、今回で最終回となります。
やはり終わりを迎えるというのはどこか悲しいものがあります。書きながら達成感やら寂しさが押し寄せてきます。
どうぞ最後もよろしくお願いします。
わじゅものイマジネーションを描く
前回の最後に触れた”最後の「キラやば」問題”。
私の見解を書いておきます。
ひかるはララやフワと会っていないと思います。
(このタイミングでは)
根拠としては
・ひかるが宇宙を眺めていた時は太陽がまだ地球に隠れていた
・フワの声が聞こえた時にとなりのパイロットも反応していたが、フワを視認したわけではない。
といった点です。
偶然地球の影から太陽の全身が現れた瞬間と、宇宙のどこかからフワの声が聞こえたタイミングが重なったのではないでしょうか。
遮るもののない太陽を見た感動。フワの声で思い出したララと初めて出会った時の感動。このふたつが重なってひかるの口から言葉が漏れたのだと私は思っています。
きっとふたりはまた出会うのです。
遠いと思っていたふたりの物理的な距離をも凌駕するフワの力が、ふたりを再びめぐり合わせるのはきっと時間の問題なのでしょう。
だからこそ、他人のチカラではなく自分の力で宇宙にたどり着いたというひかるの一歩を踏みしめて欲しいという意味で私はこの解釈にたどり着きました。
みなさんはどう思いますか。
結局”キラやば”って何
難しい質問ですよね。
キャラ付けのフレーズとして使われてきた面が大きいだけに、意味を求めようとしても答えはないのかもしれません。
と言いつつも、へびつかい座のプリンセスが「見せてみろ、”キラやば”というものを」と言っているだけにプリキュアの世界では何か明確な共通認識なのかもしれませんね。
なんだかんだ結局真相はひかるしか分からないのだと思います。(だったら発案者の星奈陽一なのか?)
ただ、それぞれの感情の琴線に触れたときに湧き上がる感情が”キラやば”なことは間違いないと思います。
流行りで言う”エモい”と同義でしょう。
なんだかそういうと急に軽い言葉に聞こえますが、案外ひかるとしてもそのぐらいの感覚で使っているのでしょうね。
総括
夏に1回、そしてこのシリーズを書くにあたって2,3回と見てきました。
何度見ても良い話だなと思いますし、見返すたびに展開が分かっていても頑張れと彼女たちの背中を押したくなる魅力にあふれた作品だったと思います。
とはいえ正直な話、1回目はただ漠然と見ていたので素直な感動が多かった反面、ちゃんと書くために2回目以降は割と丁寧に見たので「あれ?」と思うシーンがあったことも事実です。
ネットで感想を見ていても手厳しい意見もありました。
確かに”プリキュア”という子供たちに向けて作る作品の中で、”多様性”を細かく描くことや個性を尊重することの大切さを語ってしまうと、難解になりかねません。それゆえに複雑に描ききれなかった部分も多くあるかと思います。
実際にえれなさんが幼少期に周囲に馴染めなかった理由が明言されていないことに私は少しモヤっとしました。(なんとなく察しはつくが)
とはいえ、物語の軸が大きくぶれていってしまうこともなく、メインの5人以外(特にノットレイダー)も丁寧に描かれていて、それぞれに必ずスポットライトが当たる瞬間があって本当に良かったなと思います。
すごく上手に丁寧に描かれていて、特にシリーズでも取り上げた38話以降のトゥインクルイマジネーション編から最終決戦に向けての運びが本当に好きでした。
もうひとつ。
「80S」を意識して描かれた鮮やかな描写。
(1980年代に寄せた画風のこと)
TI編で多く用いられた画風ですがこれが本当の本当に最高でした。令和の時代にあえて昭和の画力で戦う新鮮さがなんとも攻めていて正しくキラやばだったなと思います。
特にセレーネ対ガルオウガ(第41話)のセレーネの描写はとんでもなく良かったです。あそこだけでも何度も見返してしまうほど好きです。さらに言えば、最終決戦(第48話)の戦闘シーンも圧巻でした。「この作画がプリキュアで見れるのか?!」と私が衝撃を受けたシーンです。
随所に制作陣の魂を感じました。
様々な面から挑戦をしてきたこの作品が私は本当に好きです。
(じゃなきゃ34回も書けないか)
だからこそ、今からでも魅力を知って好きになってくれる人が増えるようにとnoteを書き始めTwitterも始めたわけです。
私のnoteがどれほどスター☆トゥインクルプリキュアに貢献できているかは分かりません。きっと微塵も貢献してないと思います。
それでも、22歳の私にこれほどの熱量をもたらしてくれる作品に出会えて本当に良かったと思っています。この熱が風化しないうちにこうして言葉に残せたことは、もしかしたら本当に幸せなのかもしれませんね。
少し話が逸れましたが、ここまで私わじゅもの”スター☆トゥインクルプリキュアを語りたい”にお付き合いいただきありがとうございました。
スタプリ愛してる!!!!!
キラやば~っ☆
わじゅも
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