湯シャン生活を半年やってみた結果
皆さんは入浴時、髪を洗う方法のひとつである「湯シャン」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
芸能人でも何人か実践しているとメディアで公言情報がある「湯シャン」。
「脱シャンプー」という言葉がもともとの発祥で、現在は「湯シャン」という呼び方の方が広く知れ渡っている印象だが、要は発祥の名の通り。
湯シャンとは
その方法はこうだ
シャンプーやトリートメント等は使わずに、ブラッシングとぬるま湯のみで洗髪する
こと。
シャンプーのように界面活性剤(洗浄剤)で洗わなくとも、お湯だけで汚れやニオイは落ちるよ。という考え方だ。
参考にした動画
僕は何がきっかけで何で知ったかは忘れたが、この方の動画をいくつか見て基本的な湯シャンのやり方を学んで行った。
参考にした書籍
動画の方が湯シャンを始めるきっかけになったという本も参考に、現在湯シャンを半年間続けている。
僕が動画や本を見て湯シャンを始めようと思ったきっかけは、どちらかというとシャンプーやトリートメントがめんどくさいという理由でその工程をすっ飛ばせるなら、と思って試してみるに至った。
当時使っていたシャンプーやトリートメントに不満はなかったが、それなりにお金もかかることだし、手間もかかるお金も減って一石二鳥!むしろ髪質が良くなるということなら一石三鳥!
そして湯シャン生活が始まった。
1ヶ月目
先に挙げた書籍の中では髪を洗う時のお湯の温度は35〜36℃くらい。
始めたのは3月で暖かくなりだす時期だったので、それほど抵抗はなかったが「熱すぎない」くらいを意識して洗髪をする。
湯シャンあるあるらしいのだが、始めたては「逆にベタつく」可能性があるということ。
それまで使っていたシャンプーの洗浄力に体が適応していたのに対して、急にそれがなくなると皮脂が過剰に分泌される、とのこと。
僕が使っていたシャンプーは体感的にも洗浄力は弱めな印象があったので、ベタつきなどは1週間もしないうちに気にならなくなっていった。
あまりにもベタつきが気になる方はシャンプーの頻度を毎日から2日に1回、3日に1回、と徐々にペースを落としていくのがいいだろう。
3ヶ月目
これも湯シャンあるある。僕もこれにぶち当たったのだがフケが出る。
念入りに洗った翌日はさほど気にならないのだが、それなりで済ませた翌日は「今日は大丈夫か…?」とわざと髪をガシャガシャ指で掻くとふわふわとフケが落ちてきた。
これにはちょっとガッカリしたが、適度なフケが出ることは自然であるということと、湯シャン経験者あるあるということに希望を持ち、根気強く続けていった。
そして半年(現在)
現在は湯シャンを始めて半年が経った。その感触はというと
・フケはほぼ気にならなくなった
髪や頭皮が適応した、もしくは洗い方が良くなったのか、フケはさほど気にならなくなった。
この記事を書いている最中もまたわざとガシガシと髪を指で掻いてみたのだが、3ヶ月目ほどの気になる量ではなくほんの少し。
髪をかき上げるくらいでは特に気にならないだろう。
・かゆみ無し
これは特にシャンプーをしていた当時から変わったわけではないが、湯シャンに切り替えてもかゆみが出ることは特にない。
若干懸念はしていたので、これは変化がなくて安心した。
・天然のツヤ
シャンプー、トリートメントをやめた1ヶ月目こそ「これでツヤが出るってことは…脂によるツヤか?」と少し不審な思いもしたが、それまでをトリートメントのシリコンによるコーティング剤で出していたツヤだったのだから、人工物から天然のツヤ、という感覚に変わり、ベタベタもしないので満足している。
・ニオイも気にならない
こればかりは自分だけで判断できないので正直かなり気になっていた。
先日友人に「風呂の時は湯シャンなんだよね」という話をした流れで髪を嗅いでもらうという苦行をさせてしまったのだが、向こうも割とノリノリで「ん?え?」と何回も嗅いでもらった結果「全然におわない」という返答だった。
心の中でガッツポーズ。
これからも続けていくか
というわけで半年間の湯シャン生活を振り返ってみた。
これからもシャンプーやトリートメントを使わずに湯シャン生活を続けていくか…と問われたらその答えはイエスだ。
最初こそ違和感はあるものの、根気強く続けていくことで現在は身を結んだと実感している。
覚えていたら1年経つ頃の3月にまた経過観察と振り返りができたらと思う。
…
ちなみに髪はこんな感じだが、体を洗うボディソープも石けん液のみで洗体している。
なので現在の暮らしで脱衣場に置いてあるのはこの石けん液ボディソープと髭剃り用のジェルだけ(正直髭も脱毛したい…
これと愛用しているハッカ油スプレーだけで身だしなみは十分。
必要最低限で整って我ながらなかなか経済的だと思う。
湯シャンにもともと興味があった方、初めて湯シャンという言葉を聞いて興味を持った方など、試してみてはいかがだろうか。
少し気の長い話になるが、何かを買うのではなく今まで使っていたものを減らしていくだけなので、今日からでも始められる。
シャンプー等の所有にかかるスペースが減ることや、経済的にもプラスになるという点でもオススメだ。