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小説 第IV章 lemonade/レモネード 第3話

小説 第IV章 lemonade/レモネード 第3話

第3話 片思い、花火の恋

冬美「私さ、夏斗君のこと好きなんだよね。」

春香「え?」

冬美「今日の花火大会の日に告白しようと
思っているんだよね。」

春香「え、あっ、え??嘘でしょ?」

冬美「本当だよ!勇気を出して告白しようと思う」

春香「そ、そうなんだね...」

秋也「おーい!そろそろ始まるぞ!!
はじまる前に食べ物調達だ!!」

夏斗「俺、焼きそば食べたい!!」

冬美「じゃあ、夏

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小説 第Ⅳ章 lemonade/レモネード 第2話

小説 第Ⅳ章 lemonade/レモネード 第2話

第2話 恋のライバル、夏の終わり

秋也「あれ、夏斗と春香じゃん。ここで何してんの?」

春香「レモネードジュース飲んでたよ!飲む??」

秋也「いいね、夏斗お前の奢りな!」

夏斗「はぁ??まあいいや、
すみませんもう一個ください」

マスター「はいよぉ!」

こいつも俺と幼なじみの秋也
どうやら、秋也も春香の事が好きらしい。

秋也「そうだ、明日花火大会があるだろ?
冬美も来るらしいぜ」

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小説 第Ⅳ章 lemonade/レモネード

小説 第Ⅳ章 lemonade/レモネード

第1話 甘い夏、恋の夏。

夏斗「レモネードジュース2個ください!」

マスター「はい、お代が450円になります。」

春香「じゃあ、私が」

夏斗「いや、俺が奢るから大丈夫だよ」

春香「え!ほんとに!夏斗も大きくなったね!」

夏斗「おい!俺たち同い年だろ!馬鹿!笑」

夏斗と春香は幼い所からの仲良しだった。
何気ないふざけた会話が、俺にとって
いつも毎回楽しい時間だ。

夏斗 「このレモネー

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