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旅日記|石川県『金沢』

眠い目を擦りながら幼馴染と待ち合わせし、東京駅へと向かう。
今回の目的地は前々から行ってみたい!と思っていた石川県の金沢市。
楽しみにしていた朝ごはんの駅弁を買い、早い時間の新幹線に乗り込んだ。

大好きな牛たん弁当。熱々になる。
毎回湯気が思ったよりも出るのでびっくりする。

駅弁を食べてお喋りをして少し睡眠をとり、3時間ちょっとで金沢駅に到着。
駅を出ると金沢駅の象徴である「鼓門」が。
実際に見ると迫力があり、柱の捻りが美しかった。

ライトアップされた状態も見てみたかったが
忘れてしまった…

休日でバス停がかなり混雑していたので、タクシーで金沢21世紀美術館へ移動。
金沢駅から各観光地へのアクセスが良いので、旅のメンバーが複数人いる場合はタクシー移動でも良さそうだった。

金沢21世紀美術館の名物「スイミング・プール」の地下部を観覧しようかと順番待ちをしようとしたのだが、かなり人が並んでいたため断念。
代わりに館内のショップでグッズを購入した。

金沢21世紀美術館。
こちら側から入館。
金沢21世紀美術館限定のポストカードと
金沢のポストカード。

混雑していた美術館を後にし兼六園へ向かうことにしたのだが、美術館から兼六園まではかなり近くて驚いた。(この後向かう金沢城も)
向かう道中に「石浦神社」という神社があったのでお参り。どうやら縁結びなどのご利益があるとのこと。この神社は非常に面白く、お守りの種類がとにかく多かった。マスコットキャラクターの「きまちゃん」も可愛い。

幼馴染ときまちゃんを📸
可愛い〜!と喜んでました。
※写真掲載許可済み

そして毎度お馴染みであるおみくじを引いた。何種類かあったのだが、お賽銭箱の真横に目立つようにあったおみくじを選択。
結果は「中中吉」だった。
順序表があったのだが種類の多さに驚く。
私の「中中吉」はどうやら【真ん中】中の【真ん中】であるようだ…。と

おみくじ。
1から17まであり、さらには確率まで明記されている。

おみくじの内容を友達と見せ合いながら石浦神社を後にし、兼六園へ向かう。

兼六園は7ヶ所の料金所(出入り口)があるのだが、今回は石浦神社から最も近く、坂を上ったところにある真弓坂料金所へ。入園料は大人320円。

兼六園のチケットとパンフレット。

入園してすぐだが、ここでお昼休憩をすることに。
近くにあった「時雨亭」でお茶でも…と思ったのだが、次の入店案内時間までかなり時間が開いていたので断念。
代わりにしばらく歩いたところにあった「内橋亭」で休憩することにしたのだが、これが大正解だった。
内橋亭は霞ヶ池のほとりに建っており、中で食事をすることもできるが、外に並ぶ縁台に座り景色を見ながらお茶や甘味を楽しむこともできる。
注文方法は、まず外で食事を注文&支払いを済ませてから中へ…というシステムだ。

懐かしい外観でワクワク。
お土産屋さんもある。
お座敷は2ヶ所あり、私たちは奥のお座敷だった。

お蕎麦を注文し早速中へ。
内橋、とあるように部屋と部屋を繋ぐ橋が霞ヶ池の上にかかっている。
下を覗くと池を直接眺めることができ、時々やってくる鯉に目を向けながらお蕎麦をいただいた。

お蕎麦。
この日は暑かったのでぺろっと食べてしまった。
内橋とその奥に続く部屋。
すぐ下は霞ヶ池。

ひと休憩したところで、園内を散策。
甘味を食べ損ねていることに気づき、近くにあった出店の「出世茶屋」であんころ餅をいただいた。

たくさん歩くぞ!という気持ちを込めて
糖分摂取。
霞ヶ池。
奥に見えるのが内橋亭。
明治紀念之標。
日本武尊の像が建つ。
網のように広がる松の木。

途中カメラを向ける人集りがあったのでその視線の先を見つめると、なんと「カルガモの親子の大移動」が行われている最中であった。
テレビでしか見たことのない大移動を初めて間近で見ることができて大興奮だった。

川岸をのぼっているカモちゃんず。
中々のぼれない子もいて応援しながら見ていた。

隣接している「石川県伝統産業工芸館」の見学を終え、園内も一周したところでひと休憩。
「寄観亭」で幼馴染が頼んでいた納豆餅を私も注文していただくことに。納豆の塩気と風味、粘り気が餅の弾力とマッチしてとても美味しかった。

納豆餅。
小腹を満たすのに充分な大きさだった。

「蓮池門料金所」から外に出て、食事処やお土産屋が並ぶ道を通り、「金沢城」へ向かう。
歩き続けてくると立派な石垣が反対岸に見えてくる。

賑わう店先。
どこのお店も美味しそうだった。
だんだん見えてくる金沢城。

金沢城へ掛かる「石川橋」を渡り、「石川門」をくぐる。この石川門の石垣は珍しい積み方をしており、左右で石の積み方が違う。
ゆっくりと城を見学するのは初めてだったのだが、時代の背景やかつての人々の暮らしや技術などに思いを馳せながら見て回るのはとても面白かった。

石川門の石垣。
左右で積み方が違うのが分かる。
石川門石垣の説明。
各箇所にこのような説明板が設置されていたので興味深かった。

入園料は無料だったので入り口でパンフレットを貰い、中へと進むと視界の開けた「三の丸広場」へ出た。

三の丸広場。
青々とした芝生とひらけた視界に映る石垣が美しい。


広場を突っ切り、奥にある「橋爪門」へと続く橋を渡ろうとすると、お堀の水中を何かが泳いでいる姿が見える。
大きなアオダイショウだ。
初めてヘビが泳ぐ姿を生で目撃したのでテンションが上がった。

なんだかラッキーな気持ちで橋爪門をくぐると「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」が現れる。
入館料を支払い、さっそく中へ。

「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」入り口。
入館料は320円。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は復元建物で、平成10年3月から3年4ヶ月かけて復元されたそうだ。
かつての人々は何年かけて、どのように、どんな想いで造ったのだろうか…と考えながら建物内を見学した。

窓からお堀を覗く。

館内を一周したところで出入り口近くの受付で御城印を購入。なまこ壁の模様と辰巳用水の模様の2種類あり、辰巳用水の模様の御城印を選んだ。

金沢城の御城印。
辰巳用水がイメージされた模様が描かれている。
園内の桜の木。
ピンぼけしてしまったが、
桜の花がひとつだけ咲いていた。
これまたラッキー。
実際にくぐると迫力のある門。

写真にも少し写っているがこの日は金沢城公園でマラソン大会が行われており、人の数も多かったので菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を見学後は軽く周囲を散策して、金沢城を後にした。
次の目的地へ行く前に、以前石川旅行に来たことがある幼馴染おすすめの金箔ソフトを食べた。

金箔ソフト。
金箔が少ししょっぱく感じた。
ポケモンコラボのノベルティのコースター。

次なる目的地は「ひがし茶屋街」。
お土産屋や甘味処、お食事処がずらっと並ぶ。建物は歴史を感じさせるものばかりで、どこに入ろうか迷ってしまうほどのお店の数だった。

ひがし茶屋街。
懐かしさを感じる街並みが続く。
小路。
風情を感じる。
6月頭に開催される「百万石まつり」の提灯。

ここでしか買えなさそうなお土産を探しながらぐるぐると散策。
「どこかお店に入りたいね〜」と話しながらも店舗数も多く悩んでいたところ、「ふぐ」の文字を見つけて迷わず即入店。
おでんとふぐのたたきをいただいた。

ふぐのたたき。
食べた瞬間、頬が落ちそうになった。
たまご、糸こんにゃく、餅巾着、牛すじのおでん。
味が染みていて美味しかった。

金沢駅へ戻り、近くのホテルにチェックインしてひと休憩。朝が早かったこともあって少しだけ睡眠を取り、楽しみにしていた夕食を食べに出る。

この日の夕食はずっとずっと楽しみにしていた…
「のどぐろ」!!
旅行前、金沢に行くことを話すと誰もが口を揃えて「のどぐろ食べきな!」とおすすめしてくれていたので、絶対に食べると決めていたのだ。

駅近くの「あ才」でだし付きの「のどぐろ炙り丼」のセットをいただく。
丼でのどぐろをいただくのは初めてだったが、そのまま食べてもひつまぶし風にして食べても美味しかった。

のどぐろ炙り丼セット。
天ぷらと茶碗蒸しも美味しかった。

お腹もいっぱいになったところでホテルに戻る。お風呂にゆっくり浸かり、夜中までお喋りをして就寝。
大充実の1日目だった。

2日目。
あいにくの雨ではあったものの前日に行きたい場所をほとんど回り切っていたので、最後の目的地「近江町市場」へ。
海鮮がその場で食べられるということで、大好きなホタテをいただく。醤油を少し垂らしてパクッと食べると、口の中でとろけるようだった。
牡蠣も気になったが、丼ものを食べる予定だったので我慢。

とろけるホタテちゃん。

少し周りを見て回った後、昼時だったので混む前に丼が食べられるお店を探して入店。
幼馴染たちは海鮮丼、私は牛炙り丼をいただいた。

ウニまで乗っている牛炙り丼。

食後は市場でお土産を見て回る。
私は大好きなむかごを、幼馴染はいちごを購入した。
その場でフルーツが食べられるようになっていたので、設置されたベンチに座り食後のデザートを食べる。

スイカ、メロン、生オレンジジュース。
私はスイカを食べた。

市場を回り終え、雨だったこともあり私たちの石川県の旅はこれにて終了。
帰りの新幹線までは駅前で休憩したりお土産を見て過ごした。

今回初めて石川県に行ってみて、金沢は観光スポットがぎゅぎゅっとまとまっている印象だった。ひとつひとつのスポットの内容が濃いので何度来ても楽しめるだろうなと思う。
近いうちにもう一度遊びに行きたい、私にとって大好きな場所がまたひとつ増えた。
美味しいものもたくさんありすぎる!、食べて食べて食べまくった石川旅行であった。

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犬塚ヒカリ
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