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2024年3月の記事一覧
短編小説 サンドイッチ 1753文字
恭一はきゅうりとハムとバターの挟まれたバゲットを一口齧ると空を仰いだ。
河の見える10階建てのマンションの自室のベランダで朝ごはんを食べているところだった。
バゲットはアルミホイルに包まれ、コンクリ製の床には缶コーヒーが置かれてある。
厚手の黒いベンチコートを羽織って三月の朝日と微風を浴びながら無心になる至福のひとときだ。
いつもと変わらない日々。
それでいい。
それがいい。
きっと。
筋雲
恭一はきゅうりとハムとバターの挟まれたバゲットを一口齧ると空を仰いだ。
河の見える10階建てのマンションの自室のベランダで朝ごはんを食べているところだった。
バゲットはアルミホイルに包まれ、コンクリ製の床には缶コーヒーが置かれてある。
厚手の黒いベンチコートを羽織って三月の朝日と微風を浴びながら無心になる至福のひとときだ。
いつもと変わらない日々。
それでいい。
それがいい。
きっと。
筋雲