学習障害をもつ長女➖学校の対応①➖
学習障害というハンデを背負うことになった長女。それを小学校入学前に発見するのはなかなか難しいものがありました。
本に興味がなく、外で遊ぶ事が大好き、コミュニケーションもとれる、ちょっと個性的な女の子だったから…。これだけで障害があるとは考えもしませんでした。
学習障害かも・・・と考えたのは小学生になってからです。
小学生になりひらがな、カタカナ、漢字全てにおいて読めない、書けませんでした。
それでもちょっとみんなから遅れているだけ、保育園のときに何もしてなかったから…自然に読めるだろう書けるだろうと、不安を持ちながら自分に言い聞かせてました。
しかし、時間が経てば経つほど不安が大きくなっていきます。なぜなら長女の読み書きに全く進歩がなかったからです。
そんな時、学校の個人懇談会で読み書きに関して指摘されました。
その時は先生から『夏休みにしっかり指導して下さい』『何かあれば相談してください』で終わりました。みなさんはこの言葉を言われたらどう思いますか?
私は焦りました。『何とかしなければ・・・』と。
夏休みになり、長女とひらがなの読み書き訓練の始まりです。
文字を写すことはできる。丁寧に上手に書けるのですが、単語や文章になると文字が思い出せず間違えてしまう。文章も読めなくて毎日泣くことの繰り返しです。
それでも、50音は何とか読んで書くことができるようになりました。ですが、くたくたです。長女も私も・・・。
これが続くのか・・・。これから漢字もあるのに・・・。どうなるのか・・・。
不安しかありませんでした。
そして、この不安は的中します。漢字には音読み・訓読みがあります。同じ漢字なのに読み方が違うことが理解できないようでした。
たとえは、「一つ」と書いてあったら「ひとつ」と読みますが、長女は「いちつ」と読んだり、生まれるを「なまれる」と読んだり。
聞いてる側としては、どんな文章を読んでるのか分かりません。
これは、何かあるかもしれない。と思い、担任に相談をしました。
『学習障害でしょうか?』と。
しかし、その時に『学習障害ではないと思いますよ。字は写せているし・・・。学習障害ならば、字が欠けていたり、枠からはみだしたりするので。それがないから学習障害ではないと思います。』との返答でした。
突き放された感じはしなかったのですが、『本当に???』と思いましたね。
少ないながらに情報を集めていた中に、当てはまるようなことがいくつもあり学習障害だろうと確信していたので。
だから、先生の見方が違ったことに驚きでした。
どうして、ちがうと断言できたのか。長女の何を見てそう思ったのか・・・。その理由にも納得ができませんでした。
担任には通級をすすめられ週に1回通級に通い始めました。いつからどんなことをするのかは説明がないまま、突然通級での学習内容にコメントが書いてあるだけのプリントをもって帰ってきました。
なんのための学習をしているのか、目的もわからずに。
『これは・・・、ダメだ。。。』
そう、思いました。
この小学校は子供を見ていない。
それは、そうかもしれません。人数が多すぎてみる余裕がないのもあるし、そもそも学習障害に対しての知識が先生に不足していると感じました。
そういた子供に対応できていない学校組織の問題でもあると・・・。
これが、私が小規模特任校制度を使うきっかけになるのです。(小規模特任校制度については別の記事をご覧ください。)
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