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【霜降旅④】諏訪大社とタケミナカタ様

戸隠神社と同じように、諏訪大社さんもいくつかのお社からなる神社です。

上社の前宮本宮、下社の春宮秋宮からなり、諏訪湖を囲むように鎮座しています。
本宮、春宮、秋宮は、本殿を持たず自然そのものを御神体とする古来からの信仰スタイル。

春宮
手水舎が美しい!
秋宮
面白い言い伝えです!

下社の二社は、すごく似たつくりですが、ちょっとずつ違いがあって素敵ですね!


前宮
本宮
朝日がお出ましです!
巨大な太鼓が!!

諏訪大社の主祭神はタケミナカタ様です。
実は、タケミナカタ様がこのスワに居られるきっかけになったのはカシマタチでした。

タケミカツチ様率いる中央政権軍による出雲の国譲りですね!

エミスカホ(笑みす顔)で承諾したクシヒコ様でしたが、その時「まだここに一人いるぞ!!」と、タケミナカタ様が国譲りを阻止すべく登場します。
オホナムチ様の息子さんですからね。そうやすやすと出雲を渡してたまるか〜!ということでしょう。
「一体誰が我が国を裏でコソコソ脅しているのか。出できて、力比べをしようではないか!」と千引岩(ちびきいわ)を持ち上げて言いました。
千引岩とは、千人かかってようやく動かせるほどの大きな岩だそうです。

そこで中央軍リーダーのタケミカツチ様が、岩のような大きな手でその千引岩をつかみ取ってあっさりと投げ飛ばしてしまいます。
タケミカツチ様は、

ちからわさ やたのひとらの よろひきの いわおもなけて

ホツマツタエ 十六アヤ

とあるように、よろひきのいわ(万引の岩)をも投げてしまう方です。
タケミナカタ様も相当な怪力だったと思いますが、相手が悪すぎました。

タケミカツチ様の桁違いの強さに恐れおののいたタケミナカタ様は、シナノウミ(諏訪湖)まで逃げます。
追いかけてきたタケミカツチ様たちに詰め寄られたタケミナカタ様は、
助けてください。私はここに留まり、他の場所には行きません。二度と背くこともいたしません」とお願いしました。
それを聞き入れたタケミカツチ様は、出雲へ戻られたと言います。

以降、タケミナカタ様は諏訪に住みつき、国守となりました。


ちなみに、諏訪大社の古名は 南方刀美神社(みなかたとみのかみのやしろ)
日本最古の神社の一つとされているそうです。


出雲を守ろうとして力比べを申し出たり、そのあと全面降伏するタケミナカタ様、表現がまっすぐで純粋な方なんだなと感じました。
それにしてもタケミカツチ様強すぎ〜〜〜。


今日もおやっとさあです。
また次回。



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かおり / 神様おやっとさあ日記
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