菊花を味わう【菊の節句】
みなさん、おやっとさあです。
かおりです。
9月9日は重陽の節句。
中国では奇数のことを「陽数」と言い縁起が良いとされていて、最も大きな陽数は「9」。
9が重なる9月9日を「重陽の節句」と呼び、祝いの宴などを催します。
一方、陽数が重なると災いが起こりやすいとも考えられており、邪気払いも行われる様です。
旧暦の9月9日は、現在の10月中旬頃で、今年だと10月11日となります。
菊の花が美しく咲き誇る時期なので、「菊の節句」とも呼ばれます。
菊は邪気を払う力をもつ霊草と信じられていて、この時期菊の花の鑑賞や、菊の花を漬け込んだお酒を飲んだりもするそうです。
また漢方で、菊花には「明目(めいもく)」と呼ばれる効能があります。
視力の低下、疲れ目など目のトラブルに良いとされています。
ホツマツタエによれば『ここなひつきの みたね(菊は太陽と月、両方の精霊を受けた植物)』なのだそうです。
食べれば太陽と月、両方の恵みを受け、天に通づることができ、『めのたま あきらかに(目の玉明らかに)』なると書かれています。
目の玉明らか、とは、目が清らかで澄んでいる状態、ということでしょうか。
恵みを受けて、明るく輝いている様なイメージですね!
漢方の効能「明目」にも通じます!
また、ホツマツタエでは、肉食をやめ、穀物や野菜中心の食生活を強く勧めています。
獣肉を食べると、魂の緒が乱れ苦しみ、身が枯れて(早死にして)しまい、その亡骸は臭く、天に還ることができなくなるからだそうです。
しかし清らかな食事をして天寿を全うした人は、安らかにこの世を去ることができ、その亡骸は神の姿となり、菊の花と同じ香りなのだとか。
棺に菊の花を手向けることが多いのも、ここから来ているのかもしれません。
そして、『ゆえにここなし めつむこれかな(ゆえに菊の花をアメミヲヤの象徴として大切にしているのだ)』とアマテル様が仰っています。
皇室の紋章が「菊」なのもうなずけるな〜と納得しました。
何だか菊って、色々すごいです♡
というわけで、自宅にて「菊花まつり」を勝手に開催!
今回は菊花茶と、菊花のお香を入手!!
お香、焚く前からいい香りでもう幸せになりました。
こんな香りが放たれる身体になりたいものです。
菊花茶は、お湯を注ぐとすぐ色が出て来ました。
少し緑がかった明るい黄色!!
植物の香りがして、ほっと安らぎます。
何度か淹れると、お花が開いてきて可愛いです♡
お茶を飲んだ後の菊は、お味噌汁などに入れて食べられるのですが、「美味しい〜!」って声あげました。
身体が菊を欲していたのかしら。
せっかくホツマツタエで素晴らしいことを教えてもらえたので、飲んだり食べたりして日月のエネルギーを取り込みたいですよね!!
氣になった方はぜひ、菊花まつりを開催してくださいませ♡
私は旧暦の菊の節句まで、存分に菊花を楽しむつもりです!!
現在、桃の節句や菊の節句などほとんどの行事は、中国から渡って来たものとされています。
ホツマツタエ天の巻・一アヤには、
とあり、現在の日本の行事に通じることが、たくさん書かれています。
私はそれを読んで、とても嬉しくなりました。
ああ、こんなに昔から、私たちの神々は、祖先は、この天と地の間で生きることを喜び祝福し、それを表現していたんだと。
陰謀論とか、新暦によって奪われたものとか、旧暦が正しいとか、色々なことが言われているかもしれないけれど、大事なのは、そこじゃない。
今自分のもとにある情報と状況の中で、大切にしたいものを素直に大切にすることが、本質的な生き方に繋がるのではと思います。
なので私は、身体から菊の香りがするくらい、めっちゃ食べようと思います♡
(それはたぶん食べ過ぎ)
今日もおやっとさあです。
また次回。