処暑、ことほぐ秋【メンバーシップ】
村のみなさん、おやっとさあです!
村長かおりです。
季節は処暑(しょしょ)となりました〜!!
暑さは峠を越え、虫たちの声も一層賑やかになってくる頃。
いとをかし、でございますね。
私、初めて知ったのですが「秋の七草」なるものがあるんですね!
春の七草はお馴染みですが、秋にもあるなんて!!!
万葉集を代表する歌人、山上憶良が次の歌を読んで以来、「秋の七草」と親しまれるようになったそうです。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」
(あきののに さきたるはなを およびおり かきかずふれば ななくさのはな)
「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」
(はぎのはな おばなくずはな なでしこのはな おみなえし またふじばかま あさがおのはな)
これらを現在の花の名前に置き換えると、
萩=ヤマハギ、尾花=ススキ、葛=クズ、なでしこ=カワラナデシコ、女郎花=オミナエシ、藤=フジバカマ、朝顔=キキョウ
であるとの事。
ススキは一見花には見えませんが、白いしっぽのような部分は花穂(かすい)と言う、れっきとした花だそうです。
朝顔は平安時代初期に渡来した花のため、歌の中の「朝顔」は古くから自生していたキキョウとの説が有力なのだとか。
春の七草は、初物の野菜で疲れた胃腸を休め、無病息災を願うために食べられると聞きます。
対して秋の七草は全て花で、食べることはしません。
春や夏に咲く元気いっぱいの鮮やかな花に比べて、秋の七草の花はどれも『淑女』の様な佇まいの奥ゆかしい花たちです。
寄り添って、過ごしやすい秋の訪れを一緒に喜んでくれるような、そんな花。
せっかく知ることができたので、一輪でも秋の七草を見つけたら、声をかけてその姿を愛でたいな〜なんて思います。
そんな処暑、お出ましくださったのはハヤアキツヒメ様。
秋の花々のように可憐なお方です♡
読んでいただけて嬉しいです! サポートはありがたく、愛する神様たちに会うための神社参拝の路銀にさせていただきます!!