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子育て中は、夫が体調崩しても心配する余裕なんかない

夫がぎっくり腰をした。幼い子どもがいる家庭にとっては致命的で、わたしにとっては、心配よりも、「なんでやねん・・・」とため息ものである。残念ながら、そんなものなのである。



夫よ、体調崩すくらいなら、仕事を休んでくれ

夫が毎晩徹夜モードの日が続いている。職種的に、決まった繁忙期があるわけではなく、つまり決まった閑散期もなく、プロジェクトがあれば忙しい。そして、彼が今いる職場(チーム)も、人手が足りてないようで、次から次へとプロジェクトにアサインされる。
しかも、不幸なことに、上司と仕事の進め方が合わず、かなり精神的にもしんどそう。真面目な彼はおそらくプッシュバックしたり相談することもできてないんだろうな、と思う。1歳児を抱え、共働き夫婦ということもあるので、家のことはとても協力的。家事育児としっかりしてくれる、時々 Too muchと思うほど。

で、ぎっくり腰を起こした。

というか、ぎっくり腰の前に、風邪をずるずると引いていたし。

“大人2、子供1の世界”から、“大人1.5もしくは1 vs 子供1の世界”になると、当然負担はわたしにくる。
だから心配よりも、「何してんのよ。。」と言いたくなるのだ。
夫のことは二の次、というか基本的には大人なので、できることは自分でやるスタンスなので、『冷たい妻だな』と思われてるかもしれない。でも、こっちだって言いたいことはある。

因果関係があるかはわからないけど、でも、「もっと普段から自分の心身の健康管理を意識しようよ!!」と言いたくなるのだ。

この辺りは男と女の違いなのかなーと思ったりもする。仕事にかけるエネルギー、時間の配分が、何を言っても仕事に比重が行ってしまう気がしている。ガス抜きできてるのか?と不安になる。

休むより、仕事で成果を出したい

いつだったか、5個下の後輩(男)が言っていた。彼も今年子供が生まれたばかりのパパ。仕事もできるけど、家庭を第一に考えたい、という“今時”な男性かもしれない。
でも、そんな彼に、夫が働きすぎて心配云々の愚痴を言ったところ、『でも、旦那さんの気持ちわかりますわ〜』と言われた。彼曰く、『休んでる暇があったら、仕事で成果出して、キャリアアップして、奥さんを楽させたい。きっと旦那さんもそうなんじゃないですか』と。

今時な後輩ではあるが、前置きしつつ『これは男と女の違いかもしれないですね』と先輩のような言葉でその場をまとめてくれた。

彼の言うとおり、もしも夫が同じ気持ちだとしたら、わたしはどう思うだろう?
ありがたい?嬉しい?カッコ良すぎる?迷惑?

古坂大魔王も言ってくれたんだけども、『今の時代、共働きだろうと、旦那さんが5億円稼いでいようと、家事育児は(旦那さんも)するっていうのが当たり前ですからね!』って。・・・グッときた。

キャリアアップして年収アップして、奥さん(わたし)を楽させたい、というマッチョな志が嬉しくないわけじゃないけど、でも、わたしの心には響かないんです!!!

今のわたしにとっては、家にいるときは仕事から離れて家事育児もそうだけど、リラックスしてほしい。キリキリするくらいだったら、体調崩す前に休んで欲しい。そして、わたしも休ませて欲しい。

冷蔵庫の残り物で、“適当に”ご飯なんて作れるわけないじゃない。

惚気るための日記なんて書かない、今日の日記だって愚痴である。でも、ちゃんと夫と自分を守るために言うと、本当に家のことをよくやってくれる夫で、優しいし、大体の家事においては彼の方が精度が高い。大雑把なわたしとは逆。

でも、それでも不思議なもので、というかわがままなもので、“今はそれやんなくていい”とか“そのやり方気に食わない”とか、小さなイライラは尽きない。

同じ1歳児を持つ、同期とランチにいった時にも

『夫は料理はしてくれるけど、名前のついた料理しかできない。だからレパートリーが本当に少ない』

という話をしたら、

『期待したらダメダメ。わたしなんか作って欲しいもの伝えて、材料まで切って置いてるもん』
『冷蔵庫にあるもので、パパっと料理なんてできるわけないじゃん!』


そうか〜〜そうなのか〜〜できる女子は違うわ〜〜〜〜(号泣)

色んな意味で、泣きたくなった。
「材料切るって、一番面倒な作業じゃん!!」「そこまでやるなら、任せる意味ない、、」と思ってしまったんだけど・・・。でも、その子がいかに気持ちよくやってもらうかだ、って言っていて。頭のいい子は違うな、って思った。ボコボコに凹んだ。

どうしたら相手に優しくできる?

確かにわたしは夫に期待している。
「育休復帰時に分担も話したし、いつもこうしてるし、だから今日だって大丈夫だよね」と。

でも、最近は相手に不満を持った時に、裏返して考えるようにしていて、「これって、自分が完璧にやらないと、決められたことは何がなんでもしないと、ってやってるからかな?」と。わたしだって本当はやりたくないけど、やってるんだから、相手にもそれを強いてるのかな、と。
自分もできる(してる)から、相手もできる(このくらいしてよね)と思ってる。

じゃあここから、自分への厳しさをどうやって緩めようか?
自分に優しく、相手に優しくなるにはどうしたらいいんだろう?


真正面から考えてもあまりいい考え出て来ないし、真正面から取り組むべきことは時間もかかると思う。まだはっきり答えも出てないけど、なんとなくそんな気はする。大体物事はそうなのだ、根本原因をやっつけるのは時間がかかる。

で、そんなわたしは、とりあえずミキティ(藤本美貴)の経験談に乗っかって、“夫にイライラする時は、話さない”という手で行くことにした。
『とにかく伝えたい、わかってもらいたい、なんなら感情的だと思われるかもだけど、自分の意見を言いたい』、という衝動にかられても、言わずに黙る。怒ってるのは多分伝わる。でも、自分からは言わない。無言の圧(笑)

一方で自分の心の熱を落ち着ける時間にもなる。カッカカッカしてる自分の心のほてりを冷ます。あ、これアンガーマネジメントと一緒。

そして、やっぱり「怒っても仕方ないよね、だって完璧な人間じゃないんだもん」と自分のイライラも受け止めることなんだろうな。それがいつもできるようになったら、相手が自分の期待どおりにいかなくても良い諦めがつくのかな。。

いつかイライラせずに、相手の至らなさを許容できる人間になりたい。

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