雑誌
散歩の達人、OZ magazine、Hanako、時々BRUTUSこの類の雑誌が好きだ。
雑貨とか、街歩きとか、旅行とかそういうせかいをみるのはワクワクする。学生の頃はOZ magazineをみて雑誌に載ってるカフェや雑貨屋さんを開拓していたなぁ。お金ないのに、カフェのはしごもしたことあった。
OZ magazine、調べてみたら1987年創刊。そんなに長く続く雑誌なんて、すごい。
OZ magazineいまでも大好きな世界観なのに、あの頃のようにワクワクな気持ちで見れなくなってしまったのが悲しい。
たぶん新しい発見という新鮮さよりも、学生時代の頃を思い出してなつかしくなる気持ちと、“雑誌を見て→足を運んで行く”「あぁ、あの感じね」…となんとなく予想ついてしまう感じ。
歳とったな、自分(泣)
BRUTUSといえば社会人になってから読み始めた雑誌。
あれって男性誌ってカテゴリーではあるけど、内容的にボビー、ライフスタイルが主だからそういう意味で中性的に思う。ちなみに我が家には数年前の「本の特集」の特別版が一冊ある。
社会人になって、“仲が良い”と思える友人がいなくて、友達と遊ぶことが減ったわたし。それでもたまに会う当時のコミュニティの友達(女)がキラキラ、きゃぴきゃぴに見え、なんだかとても自分に自信がない時期があった。
「洋服買うのも無駄」「流行の服、私には似合わない」
そう思っておしゃれからどんどん自分が遠ざかっていった時期があった。
そしたら本屋にいってファッション雑誌コーナーで立ち読みする自分の姿まで恥ずかしくて無理!って、こじらせてた自分。
こじらせたわたしにとって落ち着くのが男性誌コーナーで、そこで初めて読んだのがBRUTUS。それがきっかけで、今でもほぼ毎月みている。
ちなみに今ではもう女性ファッション雑誌は普通に読める。読めるというか読んでる(笑)
こうやって考えると一冊一冊の雑誌を思い出すと、その雑誌を読んでた頃の思い出のほうがよみがえる。
初めて買った雑誌は『ピチレモン☆』だった。
この頃は毎日小学生新聞で“文通コーナー”で他県にいるあったこともない子と文通していた。今思えば個人情報をおおやけにしていたのだから、大らかで大胆な企画だったなぁと思う。
中学生になると『Seventeen』。爽やかで清潔感があって、『ピチレモン』より断然大人な雑誌に見えたあの頃がなつかしい。
榮倉奈々ちゃんがまさか女優になるなんて、感慨深い気持ちでした。
『Popteen』やら『Zipper』やら無くなった雑誌もなつかしい。
廃刊になるということは、純粋に売れなくなっていったからなんだろうな、って思ってるんだけど、そういうことで言うと去年はたくさんの雑誌がなくなったのだろうか。
読者だったひとがその雑誌をもう一回手に取って思い出にひたることはない。
その冊子には一枚も自分が写っていないのに、過去のある出来事だったり記憶を呼び起こすのだから、そう考えるとまるでアルバムみたいだ。
人の思い出を閉じこめる形式はアルバム、ビデオ、SNS以外にもたくさんあるんだな。