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子ども発達年表(運動機能編)

発達の流れを知ることは、見通しを持った対応になり
気持ちの余裕にも繋がります。
今回は運動機能編です。


0~6ヶ月の目安

  • 把握反射が強く、親の指やおもちゃを握りしめる

  • うつ伏せで頭を持ち上げ、首を支える力がついてくる

  • 寝返りを試み、うつ伏せから仰向け、またはその逆も少しずつできるようになる

  • 手を使って物を掴んで口に運ぶ

1ポイントアドバイス
赤ちゃんが自分で手足を動かせるスペースを確保しましょう。おもちゃを手の届く範囲に置き、動きを引き出しながら、声かけで安心感を与えます。

6ヶ月~1歳の発達(目安)

  • 足を投げ出し、投げ座りをする

  • 玩具を左右の手で持ち替えられるようになる

  • ハイハイで自由に移動し始める

1ポイントアドバイス
ハイハイやつかまり立ちを始めます。家具の角にカバーをつけ、転んでも大丈夫なようにクッションを周りに置いて見守りましょう。

1歳~1歳6ヶ月の発達(目安)

  • つかまり立ちや伝い歩き、自立して歩けるようになる

  • 小さな段差を上り下りをする

  • 指差しをして物を要求する

  • スプーンを使って自分で食事をし始める

1ポイントアドバイス
自分で歩き回り、興味を持つものを指差しする時期です。家の中の危険を取り除き、自由に探索させ、興味を持ったことに応えてあげましょう

1歳6ヶ月~2歳の発達(目安)

  • でこぼこ道でも安定して歩くことができる

  • 両足でジャンプする

  • 靴や靴下を自分で脱ごうとする

1ポイントアドバイス
転ぶことが多い時期です。滑りにくい床や転んでも安心な環境を整え、公園や外で自然に触れながら、自分で歩く楽しさを体験させてください。

2歳~3歳の発達(目安)

  • 容器のふたを開けたり閉めたりする動作が可能になる

  • 片足で着地、ケンパが1回できる

  • 靴を自分で履くことができる

1ポイントアドバイス
自我が芽生え少し難しい動作に挑戦する時期です。安全な範囲で新しいことを試し、失敗しても再挑戦できる機会を設けましょう。

3歳~4歳の発達(目安)

  • ボールを前方に投げ、簡単にキャッチすることができる

  • 三輪車をペダルで漕いで進む

  • 片足立ちで数秒間バランスを取る

1ポイントアドバイス
ボールを使った簡単なキャッチや転がし遊び、縄跳びのリズム遊びを一緒に楽しみましょう。できることを少しずつ増やしながら、成功体験を積ませ、自信を育ててあげてください。

4歳~5歳の発達(目安)

  • 縄跳びをリズムよく跳ぶことができる

  • スキップを覚え、足を交互に動かす運動が可能になる

  • でこぼこ道や石段を上手に歩くことができる

1ポイントアドバイス
身体の動きがさらに活発になり、複雑な動作にも挑戦する時期です。達成感を味わえるよう、簡単なルールを教えながら遊びをサポートし、挑戦する意欲を尊重しましょう。

5歳~6歳の発達(目安)

  • 自転車の補助輪なしでバランスを取って乗ることができる

  • 固結びやちょうちょ結びをする

  • 縄跳びで複雑なステップができる

  • スポーツのルールを理解し、チームで協力する遊びができる

1ポイントアドバイス
チームでの遊びやスポーツが増え、協力や役割分担を学ぶ時期です。結果よりも協力の楽しさやチームで達成する喜びを大切にし、社会性を育む機会と考えるようにしましょう。

最後に

ここに書いてあるのはあくまで目安です。
お子さんの発達には個人差があります。
これより、早いから良い、遅いから悪いというものではありません。
一喜一憂するのではなく
今の姿に目を向けながら、一歩先に踏み出せる援助をしてあげましょう。


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