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#20 水の中を巡る旅 今年も春の石垣島② 2024年4月

2024年のGW前半戦、石垣島ダイビングの記録です。初日はマンタ5枚の求愛行動を見ることができました。宿へ戻り、シャワー浴びて、町へ出かけます。

▼ 今回の旅、ここまでの記録はこちらです。この記事はnote公式マガジン#旅のフォトアルバム 記事まとめと、海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』にピックアップしていただきました。ありがとうございます!


🔳1日目(続き)

◆ 4本目 陸ダイブ🍣とイネ科花粉症

今夜から、不良中年2人が合流します。1人は到着が少し遅い便なので、まずは去年もこの時期に一緒に来たR氏と、彼がお気に入りの寿司屋で待ち合わせ。

暖簾をくぐると、既にR氏がカウンターに腰掛けていました。が、どうもいつものテンションではありません。
聞けば、昨夜から鼻の奥に鼻水が溜まり、喉に痛みが出て、咳が止まらないとのこと。熱はないけれど、明日潜れないと嫌なんで、今夜は控え目にしますわ、と、いつになくおとなしい。

後日談ですが、その3日後、わたしにも同じような症状が出ました。R氏からうつされたか、と思いきや、GW後半に実家に帰省してみたら、母にもまた同じ症状が。原因はどうやら「イネ科花粉症」のようです。2週間以上も鼻水、咳、くしゃみに悩まされたのち、ようやく治りました。

さて、石垣島の寿司屋へと話を戻します。
この店は、昔からある地域密着の寿司屋なのですが、値段は手頃でありながらクオリティは素晴らしく、口コミ人気で今では予約すら難しい店です。が、昨年R氏と来たとき、遅めの時間にたまたま飛び込みで入ることができ、今回もR氏が執念で予約を取りました。しかも、今日と明後日と二晩。

▲ 刺し盛り
▲ にぎりお任せ

今日は7時半から予約のお客さんが来るまでの2時間こっきり、ということで、締めに入ったあたりでタイミングよく、不良中年No.2のM氏から到着の連絡。
「石垣島ヴィレッジ」に河岸を変え、3人でkick off…なんですが、体調不良のR氏は一杯呑んで帰ってしまい、わたしは前の店で「宮野鶴」を呑みすぎて意識が混濁し、M氏には大変申し訳ないことをしました…

🔳2日目(2024/4/28)

前夜の呑みすぎのせいで、とても後味の悪い夢にうなされ、深夜に目が覚めてしまいました。二度寝したものの、何やら自己嫌悪に囚われた嫌な寝覚め。
おかげで食欲も今ひとつですが、体力が持たないので軽めに朝食をとって、海へ。

◆ 1本目 名蔵センターリーフ

潜水時間 51分  透明度 15m
最大水深 17.6m      平均水深 9.4m
水温 27℃   
スーツ 5mmツーピース

1本目は名蔵湾でチェックダイブ。
アカククリの群れや、ムチカラマツエビ、ガラスハゼなどを観察しながら、まったりと。

▲ アカククリ
▲ ムチカラマツエビ
▲ ガラスハゼ

◆ 2本目 大崎ハナゴイリーフ

潜水時間 52分  透明度 15m
最大水深 14m      平均水深 7.3m
水温 27℃   
スーツ 5mmツーピース

この季節の石垣島におけるお楽しみの一つ、コブシメが観察できるポイントです。
その前日、心ない輩がコブシメを追い回してしまったとの情報があり、もしかしたら逃げちゃってるかも…と、ガイドのYさんが申し訳なさそうに話していたのですが…

もう何度もコブシメを見ていますが、これだけの乱舞は久しぶりでした。

◆3本目 川平マンタスクランブル

潜水時間 54分  透明度 15m
最大水深 10.9m      平均水深 7.6m
水温 27℃   
スーツ 5mmツーピース

昼ご飯のあと、今日も川平へ。マンタシティには順番待ちの列ができていました。
これじゃ、戻りがかなり遅くなってしまう、との船長の判断で、隣接するマンタスクランブルに変更。
昨日行ったマンタシティは、根の下に張り付いて、マンタのクリーニングや求愛行動を観察するスタイルですが、ここではいくつかの根を巡りながらマンタとの遭遇を待ちます。最近ではマンタシティより見られる確率は落ちるとのことですが、より近い距離感でマンタを見ることができます。
他のショップは来ておらず、貸切状態。

昨日には及びませんでしたが3枚のマンタが変わるがわる登場し、優雅な舞いを見せてくれました。

◆ 4本目 陸ダイブ 🥩🍺🍷

この夜は、R氏の友人の別宅に招待頂き、石西礁湖に沈む夕日を眺めながら、石垣牛のバーベキュー。
いつもは、海とホテルと呑み屋の定点移動ばかりしているわたくし、「自分の知らない新たな石垣島がここにあった」という感じの楽しいひと時を過ごしました。
本当に、こういうリゾートらしい石垣島は、もう何十回と来ているのに、初めての経験なのです。
途中からR氏の友人のご友人も加わって、5人でどれだけ呑んだか、全く記憶にございません。

🔳3日目

早朝に目覚めると、身体が重い。
たかだか2日6ダイブで疲れるなんて、全身に無駄な力が入り無駄な動きが多かった初心者の頃ならともかく、長年なかったことです。
3日間の呑み疲れも重なっているのでしょうか。
もしキツかったら2本目以降は中止しようか、と、いつになく弱気でボートへ向かいます。

◆ 1本目 屋良部コーナー

潜水時間 45分  透明度 15m
最大水深 31m      平均水深 12m
水温 27℃   
スーツ 5mmツーピース

昨日までに比べても風の強い朝になりました。波もやや高く、ボートは大きく縦揺れしながら、北へ向かいます。
身体の重さに加え、何だかちょっと気分が悪いな、と感じ、そういえばぼんやりしていたせいで、酔い止めを飲まずに出てきたことに思い当たりました。
若干弱ってるところで、こんな余計なことを思い出してしまったら、もういけません。
ますます気分が悪くなり、早いとこ水中へ入りたい、もうそればかり。

今日は初心者や体験ダイブのゲストがいないので、ショップでも上級者向けの大物ポイント巡りを計画してくれました。ただ、透明度を含め海況は今ひとつ。

この屋良部コーナーは4回目ですが、結構、日によって当たり外れがあります。今日は流れもあるのでイソマグロやマダラトビエイの編隊など期待していましたが、透明度が悪いため、沖合を見渡すことができませんでした。
ただ、エントリー後すぐに、このポイントでは初めて、バラクーダの群れに巻かれました。

▲ バラクーダの群れ GoProだと実際より距離感が出てしまいます

残念ながら他に見るべきものはなく、浮上。
気分が悪く、口をきくのもしんどい。
しかしながら、吐き気はあっても撒き餌には至らず(← 後になって思えば、撒き餌すれば、イソマグロか何か寄って来てくれたでしょうか…?)
水分を十分に取ってアッパーデッキで横になり、体調回復に努めます。

◆ 2本目 野原ドロップ

潜水時間 45分  透明度 15m
最大水深 31m      平均水深 12m
水温 27℃   
スーツ 5mmツーピース

今日の2本目は、野原曽根という、わたしの因縁のポイント(バラクーダ、ギンガメアジのトルネード、マンタ3枚の乱舞に1ダイブで遭遇した後、浮上したら、それら全てを収めたGoProがなかった)を予定頂いていたのですが、ポイントに着いてまず下見に潜った船長は、浮上して開口一番「ダメ、何にもいない」。そんな海況でのこのポイントのつまらなさは経験済みでありまして、数年前の冬、透明度5メートルばかりの水中でイタチザメに追い回されただけで終わったこともありました。
このため予定変更し、西表島の北にある地形ポイント、野原ドロップへ。
ここは強い南風が遮られて穏やか。ようやく気分も良くなりました。
西表島のポイントは、珊瑚が元気。わたしの好きな奄美大島南部と双璧といって良いでしょう。
そして、ここにはケーブがあり、陽光の舞を楽しむことができます。


だいぶ長くなってしまったので、3本目(=サンゴとマクロ生物)と4本目(=陸ダイブ)の記録は稿を改めます。ここまでお読み頂いて、ありがとうございました。
よろしければ続きもお読み頂ければ幸いです。

▼ 水の中を巡る旅 これまでの記録はこちらです。


私は、2020年に勤務先を早期退職した後、関東から京都へ地方移住(?)しました。noteでは主に旅の記録を綴っており、スキューバダイビング旅行の記録のほか、ロードバイクで北海道一周した記録、ブロンプトンを連れてローカル線や地方都市を訪ねる旅、また海外旅行のことなども書いていきます。宜しければ↓こちらもご笑覧下さい。

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