自己紹介させてくださいませ。
はじめまして。ひいろと申します(#^^#)
私は中学生と小学生の子供を持つ40代の主婦です。独身時代は残業の多いIT企業でバリバリ働く生活を送り、結婚退職して2児の母。世間の誰もが納得する(?)無難ルートを歩んできましたが、心の中には常に「なんか違う・・・」という違和感が付きまとっていました。
違和感は2人目の子供を出産した時、ついに爆発します。産後うつをきっかけにうつ病を患い、その後約10年間心と体のバランスが崩れた状態が続きました。先が見えず、周りの同年代の人たちに置いていかれる気がして、この時のつらさは言葉ではうまく言い表せません。
現在は寛解し、子育て中の母として、そして新しくはじめたWEBライターという道でマイペースに過ごしています。そしてようやく、違和感の原因は、「内向型」「HSP(敏感体質)」にあることが分かってきたのです。
〇〇しなければならない
子供時代、私は典型的な「いい子」でした。
学校や親の言うことを敏感に察し、「勉強しなきゃいけない」「好き嫌いがあってはいけない」「皆と仲良くしなきゃいけない」のhave toづくし。話す前に「これを言うのは正解か?」と考えすぎるあまり、何も言えなくなっていました。
世間は外向型全盛期で、いくら勉強を頑張っても、明るくおちゃらける子の方がスクールカースト上位。先生も社交的な子との掛け合いに夢中で、自分のような子は「おとなしい子」と一顧だにされません。
「真面目」と思われたら終わり、という空気をピリピリと感じ、私は学校で必死に外向型の真似をしようとしました。
でも、ノリの悪さなのか、見た目の地味さが災いしたのか、高校生の時にはクラスでぽつーんと一人になることが多くなりました。もう恥ずかしくて恥ずかしくて。だって、「友達に好かれなきゃいけない」ですから。当時の私はそう思い込んでいたので、思い詰めて「もう死にたい・・・」と思う日々でした。たまに声をかけてくれる子がいると、もう必死で、話題探しです。修学旅行も、ず~っと一人でした。ぼっち旅行。修学旅行なのに(苦笑)
学校って、もっと楽しいものじゃなかったっけ?周りは楽しそうなのに、なぜ自分だけこんなにしんどいの?
生きづらさの理由を知りたくて、心理学が学べる大学へ進学。
ところが、私が進んだ学部は脳科学研究に近く、教授も「心理学で自分探しはできないよ」とバッサリ。
違和感の正体が全く分からないまま、就職への道を選びました。
周りの目が気になって仕方がない
周りの大学生がバイトに精を出す中、私は大学での成績を「オールA」にすることにこだわっていました。その生真面目さが幸いしたのか、卒業後は大手のIT企業に就職することに成功しました。
ところが周りは優秀な人ばかり。私は仕事の呑み込みが悪く、周りのノリに合わせるのも苦手です。
お互いのエゴがぶつかりがちな仕事場でも「いい人」を目指してばかりで、ヘトヘトの毎日。
「周りに劣っていると思われたくない、バカにされたくない」
毎日このことばかり考えていました。
いつボロが出るか気が気じゃなく、残業も月100時間越えが当たり前のような会社で、少しも気の休まる時がありません。とにかくこの状況から一刻も早く逃げ出したくて、結婚退職という道を選びました。
夫には本当に申し訳ないのですが、今考えてみればこれは「逃げ」の選択だったかもしれません。
子供を産むのが怖くて仕方がない
子供の頃から、自分の人生には結婚も出産も縁がないと思い込んでいました。子供も欲しいと思ったことがなく。
おそらく、未知のものに対する恐怖が強すぎたんです。
でも当時、私の周りには同じ考えの人が皆無でした。
夫も当然「2人くらいは欲しいよね」と。
私は、欲しくないと言えませんでした。
「子供が欲しくない」という考えは、生物的にも社会的にもおかしいような気がするし。欲しくても子供ができない人に対しとても失礼な考えだからです。
この「子供が欲しくない」という感覚が、HSPの特性であることはつい最近知りました。(もちろん、子供が大好きなHSPさんもたくさんいるはずですが)
人並みに生きられない自分は生きる資格がない
私は本来ズボラで気力も体力もなく、わがままな人間です。
それらをすべて押し殺して、今度は「いい母親にならなければ」と思った結果、ついに2人目出産後、体調を崩しました。
パニック発作からはじまる不安障害、そしてうつ病へ。
赤ん坊が手元にいる環境が恐ろしくてパニックになり、昼間は赤ちゃんを保育園に預けることになりました。けれども、「働いていないのに保育園に預けている自分」がどうにも許せず、今度は自分を責めていじめ続けるように。
そして、これまでの友人との関係もすべて断って、家の中に引きこもるようになりました。
10年転落して見つけた答え
この10年、心理学や自己啓発、スピリチュアルに至るまでいろんな知識を漁ってきました。おかげさまで、今では向精神薬を飲むこともなく、新しくはじめたWEBライターの仕事を楽しめるまでになりました。自分が抱えていた「〇〇しなければならない」という想いも手放せるようになってきました。
でも、ここまでくるのに10年。人生をフルスピードで楽しんでいる人から見れば、あきれるほど時間がかかってしまいました。子供に対しても、幼いうちに、もっとしてあげたかったことがたくさんあります。
どうせなら、自分がもがきまくって見つけたことや、苦しんだ経験をほかの人にシェアしたい。私のように敏感で臆病で、それでも一生懸命生きている人たちが少しでも早く、前を向ける発信がしたい。そう思えるようになったので、このたびnoteを始めてみようと思います。
ゆるゆると更新していきますので、もしよろしければ、お付き合いくださいね。