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二つ目の世界線。その11
2024年7月29日
今日は少し観光を。
Brooklyn billedgeの周辺を色々い歩いてみて周り、橋を一望できるカフェテラスでゆっくり過ごして、
近代的な技術でできたアートな美術館に行き、おまけでごまアイスを食べた。
これは夕方までの内容。
カフェテラスにいる時に、アメリカ人に話しかけられた。
「旅行ですか?」
そうです。
「僕たちはバスケットボールチームのメンバーで、試合が控えているんだ。」
「試合に出るためにユニフォームが必要で寄付金を集めています。」
なるほど。
スマホで見せられた画面は、ぱっと見わからないけれどもよくみたら詐欺のために作った画面だとわかった。
一旦持ち帰ってから考えるでもいい?
「じゃぁ、振込先を教えるから、電話番号教えて。」
何で送るの?
「Venmo」
待ってないよ。旅行だって言ったじゃない。
「んだよ、クソが。」
Venmoっていうのは日本で言うPaypayで、アメリカに銀行口座を持ってる人じゃ無いと作れない。
旅行だって言った時点でなんで気づかんかなぁと思いつつ、その後も同じグループの仲間(と思われる人)に同じ内容で話しかけられたので、
「さっき彼から同じ話を聞いたよ。私は協力できない。ごめんね。」
さっき話しかけてきた彼が目の前にいたので、あ、取り囲まれてるわ。と気付いてすぐに対応した。
アメリカにはいろんなことをして生活を賄っている人がいる。
小袋のお菓子を箱に入れて地下鉄車内や路上で売って稼ぐ人。大体子連れが多いかな。
地下鉄車内で歌を歌ったり、ダンスしたり、自分で描いた絵を売ったり。
時にはクーラーボックスにコンビニで売ってる飲み物を沢山入れて路上で売ったり。
稼ぐ方法はみんなそれぞれ。
だからバスキングだけで生きることも出来なくは無い、そんな世界。
興味深い。
夜は念願のVillage Vanguard Orchestra!!
実は、私のクレジットカードは日本のカードで時々お店によって使えないことがある。ここがその一つで。
チケットをネットで取れなくて、これもまたダメ元でお店に行ってみた。
そしたら、演奏始まる15分前までお店の前で並んで、席に空きがあれば入れる、と言うシステムだった。
行ってみるもんだな。
案の定入ることができて、とってもいい席だった。
Charles McPhersonを聴きに行った時にTerell Staffordに会っていたので、今日聞きに行くことを事前に連絡して伝えていた。(実は連絡先交換したんだっ♪)
演奏始まってもう圧巻圧巻。かっこよすぎですわ。
絶妙な位置に柱が立っていてトランペットセクションが半分くらい見えなかったけれど、音だけはすごい飛んできた。
演奏は生で聴くに勝るものはないな。
ステージが終わって、Terellと話した。
演奏すっごいよかった。ありがとうございます。
「きてくれてありがとう。次も聴いていくの?」
クレカが使えないから、入れるかどうか…。
「聴いて行けるんだよね?スタッフに言うから」
!?
『この子は同じ席で次のステージも聴いて聴くから、よろしくっ』
かっちょええええええええええええ
ありがとうございます×100の気持ちでお礼した。
Terellのおかげでもうワンステージ聴けることになり、なんと最後にあの Dick Oatts と話をすることができた。
1番の旅の目的、彼の演奏を生で聞いて、自己紹介をして、お話をして、写真を撮って…!
全て達成した。はぁ。
目瞑っててもDickが演奏してるってわかる。
やはり彼は少し異色であり最高であった。
満足な気持ちでルンルンで帰宅しました。
ニヤニヤ止まらんね。